往復声簡39日目|気長に待つから、うしろに重心。

5月12日(水)


朝4時すぎ目覚め。はっやー。
昨日、9時くらいに寝たから、まぁ、いいかと。
ゴロゴロしながら、往復声簡で届いた声を聴き直す。

そういえば、さいきん自分の声を聴いてないなと思って、一昨日の朗読の音声を聴きながら、前日の日記をかいた。



ダーマツ文庫。

足をのばして、ちょっと遠くの公園へ。

「さしすせそ さしすせそ さしすせそ」ってブツブツいいながら、言いやすい「さしすせそ」をさぐる。
これ、さ行を言いやすくするための練習です。
朗読をうまくなりたいわけじゃないのだけど、気持ちよく読めるようにはなりたくて、この前、さ行が発音しづらいなーと感じたので、ブツブツ練習したわけです。


あと、公園内でのポジションさがし。
よき視界になるように、座る場所をさぐる。
朗読しているわたしの声が、近くの人へ届くのも気が引けるので、いろんな色のパンジーが咲く花壇の脇に座って読んだ。


渋谷TSUTAYAのフリーマガジン「朝から渋谷で何してる?」。

たくさんの人が登場するインタビュー集で、それぞれの話し言葉を朗読するのがたのしかった。
ノリノリで読んだ。

途中、噴水がではじめてうるさくなったので、立ち上がってウロウロしながら読んだ。

フリートークもなぜか、話題が尽きなかった。
たくさん散歩してから朗読しはじめたから、体頭がはたらいていたのかな。




往復声簡の声が1つ届いていた。

わたしと母親との往復声簡をめぐる経緯も知っている友だちから。


「お母さんも最初に読んで贈るまで、一歩踏み出すまで、きっと時間がかかると思います」

と言われて、あー、ほんとそうだよな、と。

4月4日に往復声簡をはじめて7日目には母親と往復声簡やりたいなって思い、でもそのあともうじうじして2週間すごした。
うじうじの間に、自分の考えていることを多くの人に聴いてもらい、あと押しの言葉と勇気をもらう活動に精をだした。

もっとさかのぼると、昨年、体調を崩したときには、母親との関係に変化がうまれたらいいなと思っていた。そこから7か月はかかっている。

なんならその前の数十年の長いお付き合いがあって、そこもふくめたら年単位。


友だちのいう「時間がかかる」が数日ではないんだろうな、ってイメージができた。


母親のまわりには、話をきいてくれる人がいるのだろうか。
たまに、旅行をしている友だちはいるみたいだけど、家族のこと、どこまで話せているんだろう。
誰と仲良くしているんだろう。
そんなことも知らない、わたし。
もし、他者にたよらず彼女ひとりで、心と体をゆるめるのであれば、たくさんの時間が必要になるだろうな。


ゆるまるまで待つ。

彼女が無理せずわたしに朗読を贈れるようになるのを待ちます。


「気長に待ちましょう」と、友だち。

いっしょに待ってくれるんだね。ありがたみ。


「はい、待ちます!」と誓いの言葉のように声にだしました。

これまで、待つといって、くるかくるかと前のめりに待つ姿勢をとっていたので、重心をうしろめにして、ゆったり待ちたいと思います。




友だちの家でごはん。

菜の花のサラダ、ローストポーク、野菜とソーセージのオーブン焼き。

「ダーマツさん、ソーセージ好きでしょ。だから、オーブン焼きつくった」いわれて、はじめて気づいた。
わたしソーセージ好きだわ。
好きって意識してなかったけど、たしかにソーセージ買いがち。
旅先でも現地のソーセージ買いがち。

ごちそうさまでした。




帰宅。

声を聴けば気持ちがわかる。
とはいえ、声だけでは、それぞれが持つ背景はわからないし、本心だってわからない。
妄想か。
わかった気になること勿れ。


好きな人には、できるだけ、ごきげんに過ごしてほしい。

いつもみたいに、もっとあそびたかったな。



届いた声:1つ

贈った声:〇



わたしがやっていること。

🐷ダーマツ文庫📕好きな本をただひたすら声にだして読む朝の15分
毎朝、クラブハウスにて、自分の好きな本をただひたすら声にだして読む15分間をすごしています。
月~金曜日は7:45から、土日祝日はゆっくりスタートで8:45から。
クラブハウスのアカウントは「@damatsu」です。
(ブタのアイコンがでてきます)

往復声簡(おうふくこえかん)
手紙を送りあう往復書簡の、「書」の文字を「声」の文字に変えて。
好きな本を朗読した、わたしの声とあなたの声を贈りあうのが「往復声簡」です。
https://note.com/fukushizu/n/nb24cabdf436b

Podcast「スキだから勝手にありがとう-オンラインエンタメを中心に-」
オンラインエンタメ作品を中心に感想をシェアし合って盛り上がってます。「観たよ!楽しかったよ!ありがとう!」を、アーティストや制作に関わられたスタッフの皆さんに伝えたい。リモート拍手を送りたい!そんな思いではじめたPodcastです。
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五七五日記
https://note.com/fukushizu/m/m521a1d7c8fa7

詩とあそぶ
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たべる記憶を咀嚼する(エッセイ)
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