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「MINAMATA」を見て「FUKUSHIMA」も思う

映画「MINAMATA」をみました。
若い人や海外の人に、おすすめの映画。ぜひ。

学生時代から縁のある水俣。
鎌田 千瑛美さんに触発され、少し感想をシェア。
浮かんだキーワードは、
・グローバル
・50年

水俣が「MINAMATA」としてグローバルに知られるきっかけとなった写真や「公害の原点」を、世界の人がいま知る意味は大きい。
環境問題の最初の国際会議、ストックホルム会議(1972年)と重なる時代性も、現代の気候変動での国際協調の原点とも思いました。


撮影場所は海外ですが、水俣の情景が美しい。
自然と人の美しさが印象的。
メディアの意義と怖さも。

今年は、公式認定から65年。
ユージン・スミス来日から50年。
「水俣東京展」から25年。

それでも水俣病が現在進行形であり、福島原発事故や世界の汚染問題の現場が映画の最後に紹介される点も、「MINAMATA」にとどまらない「小さな声」のグローバルな視点を感じました。米国で有名な「ラブ・キャナル」も掲載。


細かい史実が気になったり、ストーリーの最後に水俣の今を入れてほしいなどと思うところはありますが、見た人それぞれが、少しでも「水俣」がきっかけとなり、今の生活や行動につながるといいなと思いました。

自分も、学生時代の水俣経験が今に大きく影響しています。
そして「FUKUSHIMA」の50年後にも思いをはせる。
負の土地から生み出された志や光。
紡いで広げていきたい。

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