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脈拍と目薬の関係

 拙宅には80歳の母がいます。11年ほど前に心筋梗塞と大動脈解離を患い手術で助かりました。1ヶ月間ICUから出られず一時は要介護4の認定を受けました。その後一般病棟に3ヶ月入院、さらにリハビリテーション病院に3ヶ月入院と半年以上も入院しました。…で、現在は要支援2・要介護1を行き来しています。リハビリの効果は絶大ですね。

 そんな中、新型コロナへの対応で毎朝・毎夜は必ず体温と血中酸素濃度を計測しています。まぁコロナ感染の兆候が出ていないのは良いことなのですが…。数日間、脈拍が異常に遅い状態が続きました。徐脈(じょみゃく)というそうです。成人の脈拍は60~100回(1分間)が標準範囲で、心臓疾患があったので50台もあり得るということでした。

 ところが母の場合、特に朝に測定したときは40台前半、ひどい時は30台後半と明らかに少なかったのです。パルスオキシメーターがおかしいのかと思い指でカウントしても明らかに1秒より遅いペースで脈打っていたのです。一度はかかりつけの内科医受診時に伺いましたがすぐに分かるはずもなく、日中は60回程度になるため再現できず様子見となっていました。

 原因不明のまま数日たち、定期的に親子共々通院している眼科でドクターと雑談する際に徐脈の話をしました。するとドクターが「それは目薬が原因かも!」と言われ、即日別のものに変更しました。それまで使っていた緑内障の目薬は副作用情報に「まれに徐脈の症状が…」と明記されていました。すぐに疲れると訴えていたのもこれが原因だったのかも知れません。

 実際のところ目薬を変更して以来、脈拍は60~70回ほどでとても安定しています。すぐに疲れたと言わなくなったようにも感じます。心疾患があり年齢とともに更に弱くなったのかな…と心配していたのは、原因が目薬だったということで安心した次第です。薬の副作用や飲み合わせの情報は大切であることを改めて感じた出来事でした。

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