首の骨をポキポキ鳴らすのはいいの?

Stand. FMで配信しました。

10分ほどの配信です。
これ↓をタップすると聞けます。

今日は
“首の骨をポキポキ鳴らすのはいいの???”
というお話をさせていただきます。

レターで
ご質問をいただきました。

ありがとうございます。

今日は
それのお返事をしていこうと
思います。

まず
レターを読ませていただきます。

―――――――――――――――――――――――――
こんにちは。いつも配信ありがとうございます。

今日は質問をさせて頂きたくてレターをお送りしました。

最近、首の後ろの骨を鳴らすことを覚え、気持ちが良いので時々鳴らしています。が、これってどうなんでしょう?いいんでしょうか?駄目なんでしょうか‥

配信の中で教えて頂けたら嬉しいです。

急ぎませんので、どうぞ宜しくお願いします。

匿名ですみません。

レター
ありがとうございました。
すごく嬉しいです。

レターでのご質問、
大募集中です。

疑問に思ったことなどがあれば
遠慮なくいただければと思います。

では、
お答えをしていきますね。

首の骨をポキポキ鳴らしてしまうのが
癖になっている人っていますね。

実際
ポキポキってなった時
氣持ちをさがあるっていうのも
わかります。

私も
ポキポキやっていた
経験があります。

ですが
単純にお答えをさせていただくと
あまりお勧めできませんね。

良くないです。

首をクルッと回すようにして
ポキポキって鳴らす方法は
カイロプラクティックの
手技にあります。

これは
スラスト方といって
危険な手技だとされています。

特に
厚生労働省の方からの通知でも
『一部の危険な手技の禁止』として
カイロプラクティック療法の手技には
様々なものがあり、
中には危険な手技が含まれているが、
とりわけ頚椎に対する
急激な回転伸展操作を加えるスラスト法は、
患者の身体に損傷を加える危険が大きいため、
こうした危険の高い行為は
禁止する必要があること。

このように
通知が出ています。

厚労省としても
危険だから禁止です
っていってるわけです。

それなのに
平氣でやっている
治療家がいるのはいます。

知らずにやっているのなら無知は罪です。

知っててやっているなら
ヤバイ施術家ですね。

これが
なんで危ないのかというと
いろいろな考えがあります。

アメリカの心臓協会と、
アメリカ脳卒中学会では
このスラスト法で脳卒中を引き起こす可能性がある
という声明を出していますね。

これは
直接そのスラスト方で
起こすんではないんです。

首の骨の中を
椎骨動脈という
動脈が通っているんですね。

その椎骨動脈に
負荷がかかって
血管が裂けちゃう現象が
起きる可能性があるんです。

動脈解離といいます。

これは
スポーツとか
むちうち、
ストレッチ体操、
突然の動作、
激しい咳、
嘔吐等によって
首に瞬間的に強い力がかかることが
原因の1つとされてるんですね。

なので
そのような原因の仲間に入ってくる可能性がある
スラスト方は
危険だと認識があるされているんです。

実際
私のとこにも
スラスト方を受けて
クライアントさんが
不調を訴えて
お見えになることがあります。

後頭部の痛みとか、
めまい、
ふらつき、
吐き氣や嘔吐といったことが
起きることも
あります。

やはり
首って自律神経系の症状を
起こしてくる
可能性があるんですね。

まぁそもそも
ポキポキって
何で鳴るかっていうと、
関節には
関節包といって
関節を包む袋があるんです。

それが
引っ張られたときに
その中に
氣泡が発生して
ポキっとなる
といわれてるんですね。

その
関節包は骨に付いているので
骨を引っ張ります。

引っ張られて刺激が加わるところは
骨が棘状になってきたりする
場合があります。

骨棘といいます。

それは
変形性の頸椎症に
つながってくるものになってきますね。

当然
筋肉を急激に引っ張ることもあるので
筋肉への負荷や
その関節包や
その周りにある靭帯なんかに
負荷がかかるので
痛めて炎症起こして
捻挫を起こしてしまうケースもあります。

そう考えていくと
ポキポキやるのは
リスクがあるなぁと
私は認識しています。

なので
やはりお勧めできない
というのが
結論になりますね。

まぁ
普通に動かしていてポキって
鳴っちゃう位は
仕方ないんですけどね。

でも
無理矢理鳴らすのは
お勧めできませんね。

今日は
“首の骨をポキポキ鳴らすのはいいの???”
というお話をさせていただきました。

フォローやいいね、コメントやレターも大歓迎です。

では、本日も皆さんがご自分の人生を生きられることを祈っています。

今日も、
楽イキで生きましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?