毒を出す人の末路

今日は
“毒を出す人の末路”
というお話をさせていただきます。

今日は
東海道五十三次の
土山宿から水口宿まで
およそ17キロ、
歩数にして
28,000歩
歩いてきました。

いやー
きもちよかったです。

今回のルートは
割と田舎道なんですね。

そして
野洲川と並行して
道があるルートです。

この
野洲川の周辺には
雑草が生えているんですが。。。

その中でも
ひときわ目についたのが
セイタカアワダチソウでした。

もう
1面
まっ黄色という位
咲いていましたね。

セイタカアワダチソウは
特定の外来種で
あまり
よく思われない植物ですよね。

ですが
私自身に
非常に大きな学びを与えてくれた植物なんです。

どんな学びかというと、
以前読んだ本に
納棺夫日記というのがあります。

映画の
“おくりびと”

原作になった本です。

作者さんは
青木新門さん。

残念ながら
今年の8月に
お亡くなりになられました。

ご冥福をお祈りいたします。

小説も映画も
観たのですが
すごく感動したので
よく覚えているんですね。

その本の中で
青木さんが地方の
出版文化功労賞を受けたとき、
同じく農業に関する著作で受賞した
ある大学教授とのやり取りに、
セイタカアワダチソウが出てきました。

そのやり取りはこうです。

「こちらへ来る途中見かけたのですが、
セイタカアワダチソウ、すごいですね」

「ああ、あの草ね」

「日本中、
まっ黄色になるのじゃないですか?」

「いや、大丈夫ですよ」

「えっ、どうしてですか?」

「繁殖すると
自分で出す分泌物で
自家中毒を起こして
自滅してしまう。
一つ所に
永く定着できない
可哀相な植物なのです」

青木新門著『納棺夫日記』より

これは、
「アレロパシー」という働きです。

アレロパシーとは、
植物が放出する化学物質が、
ほかの植物や虫に対して
殺菌や成長・
発芽の抑制、
忌避作用などにより阻害的に作用したり、
生長の促進など共栄的に作用したりするなど、
何らかの作用をもたらすことをいいます。

セイタカアワダチソウは、
毒素を含んだ
化学物質を土の中に放出するそうです。

この物質は
発芽を妨げる働きがあるもの。

これによって
他の植物を寄せつけずに
栄養を蓄えるようにしているそうです。

セイタカアワダチソウの
繁殖力が強い要因がこれです。

しかし、
皮肉なことに、
自ら放つアレロパシーの毒で
自分の成長も抑制してしまう。

結局、
自分を自滅させてしまう。

これを学んで、
あ~、やっぱりな・・・
と思いました。

人間でも、
毒を出す人って、
自滅していることが多いですものね。

長期的にみると
特にですね。

これは、
氣にしておかないとやばいですよね。

同じ
アレロパシーでも、
周囲を良い方に作用して、
共栄できるような
言葉や態度を
出していきたいものです。

今日のウォーキングで、
そんなことを思い出しました。

皆さんも、
自分の毒には
ご注意くださいね。

今日は
“毒を出す人の末路”
というお話をさせていただきました。

フォローやいいね、コメントやレターも大歓迎です。

では、本日も皆さんがご自分の人生を生きられることを祈っています。

今日も、
楽イキで生きましょう。

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