何事にも原因と結果がある (人体編)

因果応報、という言葉がある。
元々は仏教用語だそうだが、「原因としての善い行いをすれば,善い結果が得られ,悪い行いは悪い結果をもたらす」という意味である。

300対29対1の法則
というハインリッヒの法則をご存知だろうか。
くわしくは↑をクリックしてもらえればわかるが、

労働災害における経験則の一つである。
1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するというもの。

ハインリッヒの法則は労働災害における経験則だが、この
300対29対1の法則というのは基本的になんでも当てはめて考えられる法則だと考えている。

仕事の1つの大きなミスの裏には約30の軽度なミスがあり、その背景には300もの異常がある。

体の異常にも当てはまると考えていて、むしろ病気の方がわかりやすいかもしれない。

病気には必ず原因とメカニズムがある
症状として出てくる前に、体内で様々な現象が起こった原因がある。
その大前提を無視して時に「いきなり具合が悪くなった」と言う人がいる。

おそらく本人としては悪気はないかもしれない。
ただそれは「気が付かなかった」とか「気が付かないふりをしていた」とか。

最悪、脳内物質の影響で「ギリギリラインを超えているにも関わらず体が稼働しようとしているから脳が勝手に症状を抑えようとしている」
(睡眠障害など)


例を一つ挙げれば「長時間労働」
元々働きすぎにも関わらず、さらに働く。
無駄な作業に追われて(もしくは数人分の仕事量を一人でこなされるなど)、必要量の睡眠時間も確保できずに(睡眠時間を無理に減らすと脳の処理速度が低下してむしろ逆効果)仕事。

寝ていないからつまらないミスを続け、その穴埋めとしてさらに働く。
悪循環のいっちょ上がり!である。

さらに忙しいからと食事も粗末になり栄養が偏り、それを数年続ければ定年ころにはもう体はボロボロである。
もしかしたら定年を待たずして・・・・というケースも今後さらに増えるかもしれないが。

体の異変に関して、「症状を感じないから」では意味がない。
「症状が出る」ころには手遅れになっている可能性もあるからだ。

神様からもらったピカピカの新車。
それを毎日24時間365日常に運転していればいつかはガタが来ることは自明である。
定期的に点検が必要である。

人の体も同じようなものである。

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