見出し画像

健康の結論を読んで7 年間7万人の突然死を防ぐ方法

驚くことに、日本では毎年約7万人が「心臓突然死」している。毎日200人、7.5分に1人という計算になる。


「突然死」とは、急に起こった何らかの症状により意識を失い、死に至ることだ。

この数字は病院外で心停止する人の数だが、年々増え続けているという。(総務省消防庁「平成28年版救急・救助の実況」)

人はこの「心停止」から数秒で意識を失い、数分で脳をはじめとしする全身の細胞が死んでいく。そして恐ろしいことに、約4割の人がまったく前触れもなく心停止するということである。

予測できて予防しやすい心停止の例は
・高齢者に多い冬季の入浴中
・若年層に多い学校内や課外活動における「運動中」の心停止

が報告されている。

持久走などの心臓に負担がかかる運動は基本的な練習を積み重ねてから行う、準備運動や水分補給に気を付ける、体力差のある者同士のプレーは行わないなどを心がけることで予防できる可能性がある。

一方、予測も予防もできない心停止は
「その後の迅速な救命処置」で死を防ぐしかない。

①119番通報(救急車を呼ぶ)
②胸骨圧迫(心臓マッサージ)
③AED使用による電気ショック

しかし最近の調査では①の119番通報をして救急隊の到着を待ってから救命活動をしたのでは約9.2%の人しか救命できない事が分かっている。

救急隊が来る前に②の胸骨圧迫(心臓マッサージ)ができれば約16%、救命率は2倍近くになる。
さらにAEDを使って電気ショックを行った場合の救命率は54%、心停止の半数以上の人を救うことができる。

つまり「心臓突然死」は、個人の知識と行動次第で劇的に防げるものなのである。

サポート、SNSなどでシェア、スキやフォロー、コメント、なんでも嬉しいです。ありがとうございます!