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健康の結論を読んで12 脳卒中の予防

原因は様々だが、脳卒中を予防するにはいかに初期症状を見逃さず早い段階で治療に着手できるかが勝負だ。

注意したいのは脳梗塞の場合、「一時的に症状が出て消える」事がある。ここで「治った」と思ってしまいがちだが、放置してももちろん解決はしていないのでさらにひどくなる危険性がある。

初期症状を知っているかどうかが脳卒中予防のカギになる。


一般に脳卒中でみられる初期症状
頭痛     :突然の激しい頭痛、嘔吐をともなうこともある
手足の異常  :突然の半身の脱力、しびれ
視野の異常  :片目が見えない、視野が半分になる
バランスの異常:バランスが取れずうまく歩けなくなる
言葉の異常:ろれつがまわらない、言いたいことが言えない、書けない。見聞した言葉が理解できない。
その他けいれん発作、突然の記憶障害などもある。

脳の病気に関する特徴的な症状として多くの場合、
手足の力や感覚の異常、体の半分が動かない、などがある。
バットで殴られたような激しい頭痛がある場合、「くも膜下出血」が疑われる。

特に脳梗塞は一過性脳虚血発作(いっかせいのうきょけつほっさ)」という「突然手に力が入らなくなったり、言葉がしゃべれなくなったりする症状」が5~10分出て消える人がいる。痛みがないので判断は難しいが、「あれ?」と思った段階で治療を開始できればほぼ助かる。

頭痛薬などを飲んで我慢せずただちに受診してほしい。ということを頭の片隅にでも置いといてほしい。

脳卒中の最大の危険因子は高血圧だ。糖尿病の人は脳梗塞の発症率が高い。また高脂血症心疾患も要注意である。そしてたばこも脳梗塞になりやすい。過度な飲酒肥満メタボ家族や親せきに脳卒中の病歴がある人もリスクが高まる。


近年、新薬の開発でかつてに比べ回復の可能性は格段に高くなっている。
脳梗塞の原因となる不整脈、心房細動を検知するチップを体内に埋め込み、モニターする治療も今では保険適用になっているという。
脳梗塞は再発の可能性が高い病気なのでウェアラブル系のデバイスで症状を管理し、データを蓄積できるようになればさらに「予測による予防」が確実なものになっていくだろう。

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