sun shower
やわらかな雨に降られて走りだし
少し前にはもう戻れない
滲みてくる雨に自分の体温を思いだす
こんなふうに抱きしめられたかった
鳥は教わらなくたっていつか飛ぶ
あたたかな地を目指して
びしょ濡れのまま踊りたい
雲もないのに降る雨は草木の夢見る1秒後
こんなふうに抱きしめよう まだ見ぬあなた
静かに打つ胸
光に向かって伸びていく野ばら
出し惜しみなんてしないよ
帰る場所がほしかった
だけど泣く暇もない
光を受けた雨に包まれて立ちつくしてる
こんなふうに世界にいよう
愛し方なんて知らないけれど
今日あったことを話すよ
全部話すよ
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