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活発性と即答

こんにちは。
スポーツメンタルコーチの福岡正一です。

今回も山口のワークショップの気づきから。
僕のストレングスファインダーの資質「活発性(3位)」について。

以下はあくまで僕の中に起こっていることです。

ストレングスファインダーもアセスメントを解いたのが2016年ですからもう8年くらい。その年月の中でいつも「イラッ」としていたのが、質問から発言のスピードが速い僕に対して、何も考えないで言葉にしていると言ったニュアンスで受け取られている時なんですね。そしてついに「何も考えすに」という言葉が沸点だと8年越しに気づき、適当に発言していると思われることに強く反応していて、理由としてはかなりの時間を要して考えに考え抜いた発言なのにというところでしょう。そう、かなり考えた発言ばかりなんです。


即答できるのは常に考えているから

僕の資質の中では「戦略性」や「内省」の順位は非常に低く出ていますが、僕は常に頭の中で色んなことを考え続けていて、それを頭や体に染み込ませています。やりたいことやビジョンが浮かぶとまず物理的に可能かどうか、リスクヘッジとしてルール内でやりたいのでその世界のルールも徹底的に調べますね。その後に反対されてもやり遂げるのか、グレーゾーンをどう過ごすのか、松下幸之助さんみたいに7割に反対されるくらいならやるのか、こう出てきたらこう返そう、こう言われたらすぐ手をあげよう、いつ何時にチャンスが巡ってきてもいいように徹底的に準備するんです。ですので一般的にはこうだという会話は僕の中で十分に終わっているんです。時制がその先を行ってるんですね。突拍子もない発言ほど考え抜いていて「よしきた!」と思って発言しているから「何を今さら」という感情もあるのかもしれませんね。

会場にいた人しか分かりませんが、知識コーチのプロファイリングに手を挙げたタイミングも、「誰か希望者は前に出てきて〜」と言った瞬間に、「誰も出らんのなら出よう」という思いからカウントダウンが始まり「(4、3、2、1)はい!誰も行かないならお願いします!」となるわけです。根底には知識コーチといつか関わりを持ちたいという自分の中での対話がすでに終わっているからなんです。先をこされないように何パターンか体に染み込ませているわけです。

こう書いていると、活発性の資質ではないのではないかという感覚も湧き起こりますが、そこはストレングスコーチの方にお任せしましょう。


新しい脳と古い脳

スポーツメンタルコーチなのでちょっと話はそれますが、昨年はWBCの世界一からバレーボール、サッカーの森保ジャパン、甲子園の慶應高校などは少しだけティールの方向を向き始めたように感じたのは気のせいでしょうか。世界で日本人が勝負弱く感じられるのは、がら空きのゴール前でパスを受けても一瞬考えてしまい肝心な時にシュートが打てなかったり、得意なコースに球が来てもバットが振れなかったり。これは知識や方法論といった新しい脳(大脳新皮質)でプレーしているからなんですね。新しい脳を使うと最低でも0.2秒反応が遅れてしまいます。その間にゴール前にディフェンダーが集まり、野球のボールはキャッチャーミットに収まり万事休すとなります。日頃から頭で考え体に染み込ませておいて、試合中は古い脳(大脳古皮質)を使って感覚でプレーすればイメージした作戦以外にもあっと驚くようなひらめきが生じてスーパープレイも生まれてくるのです。瞬時に判断できるように普段から考え染み込ませておく。ハイレベルになるにつれて瞬時の反応が大切になります。ストレングスのどの資質を使えば準備ができるのか、一度ストレングスコーチと関わってみるのも面白いと思います。


ストレングスファインダーと強み

上に記したことについて気づくまでには8年を要しました。これは根気よくオートクラインで自分の言葉を聞き続けたからだと思っています。そして強みとは自分では気づかないうちに出てること。上に記した常にどうするか考えている時間というのは僕自身も意識せずにいつの間にかやっていることなんですね。自分が気づかぬ間にナチュラルに出ている資質に気づくことは面白いですね。

話が飛びまくってますが、今日はここまで。



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