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サンティアゴ島|ガラパゴス旅日記

赤道を越えたマーベル号は、タツノオトシゴ形をしたイサベラ島のちょうど頭の部分を右に旋回するようにして、次の寄港地、サンティアゴ島を目指した。ダーウィンが乗ったビーグル号とほぼ同じ航路をたどることになる。

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ガラパゴス諸島 航海図

ダーウィンは、ビーグル号がサンティアゴ(ジェームズ)島に寄港すると、この島に降り立ちしばらくテントで陸上生活をした。彼は、この航海中、ずっと船酔いに苛まれ、体調も優れないことが多かった。だから少しでも陸地があればそこに逗留したいと思ったようだ。このあいだ、ビーグル号は海域の測量と、水や薪を探すため辺りの海を航海した。

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月3回以上は更新する予定です。 公式Twitterにて感想、コメントを書いていただけると嬉しいです。 *後に書籍化されるもの、カットされるものも含まれます。 【写真撮影】阿部雄介 *地図はジオカタログ社製世界地図データRaumkarte(ラウムカルテ)を使用して編集・調製しました。 Portions Copyright (C) 2020 GeoCatalog Inc.

ガラパゴス諸島を探検したダーウィンの航路を忠実にたどる旅をしたい、という私の生涯の夢がついに実現しました。実際に行ってみると、ガラパゴスは…

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