年少から! 知育の宝箱、図鑑の基礎
小学校受験では、生物に関する知識は毎年の試験でも重要視される分野のひとつであり、その対策に大いに役立つのが「図鑑」です。
昆虫、動物、魚、植物などの生物の知識は、単に名称を覚えるだけでなく、特徴を理解し、観察する力を養うことが求められます。
今回は、図鑑の使い方や効果的な活用法について、わかりやすくご紹介します!
図鑑を使う目的とは?
目的
図鑑を使う目的は、子どもたちが生物の名前や特徴を覚え、興味を深めることだけではありません。図鑑を通して「観察力」「理解力」「好奇心」を育むことが重要です。
説明
観察力:お受験の試験では「生物の特徴を捉えて絵を描く」など、細かい観察が求められる課題も出題されます。図鑑の写真やイラストをじっくり見ることで、生物の姿や細部をよく観察する力が養われます。
理解力:図鑑には生物の特徴や生態が分かりやすく解説されています。これを親子で読み、簡単な説明ができるようになることで、単なる「暗記」ではなく「理解」が深まります。
好奇心:図鑑にはたくさんの生物が掲載されており、ページをめくるたびに新しい発見があるのも魅力です。子どもが自分から興味を持って「もっと知りたい!」と思えることが、学びの第一歩となります。
使い方のステップ
ステップとは?
図鑑を効果的に活用するためのステップを紹介します。
まずは「名前と特徴を覚える」ことから始め、「自分の言葉で説明する」「絵に描いてみる」と少しずつ段階を踏んでいきましょう。
3ステップについて
ステップ1:名前と特徴を覚える
図鑑を見ながら、まずは親子で一緒に生物の名前や特徴を確認します。
例えば昆虫なら、体の模様や羽の色、足の数など、写真を指差しながら「この虫はどんな色かな?」「足がたくさんあるね」など、簡単な会話を通して特徴を伝えてみましょう。
ステップ2:自分の言葉で説明する
次に、お子様がその生物について「どんな特徴があるか」「どこが好きか」を自分の言葉で説明できるように促しましょう。
例えば「カブトムシはツノがあってかっこいい!」「ミツバチは花の蜜を集める」といった具合に、自分が感じたことを話す練習を重ねることで、試験対策にもつながります。
ステップ3:観察した内容を絵に描く
観察した特徴をもとに、実際に絵を描いてみるのも効果的です。
例えば、魚の鱗の模様や花の形をじっくり見てから「同じように描いてみよう」と促し、観察したことを再現することで、記憶にも残りやすくなります。図鑑にある特徴を見ながら描くことで、観察力と理解が深まります。
図鑑とのふれあいを楽しむコツ
図鑑と日常
お受験では、たとえば「昆虫の触角はどこにあるかを描く」といった具体的な問題や「好きな生き物について話す」といった質問が出されることもあります。
こうした問題に対応するためには、生物に対する基礎的な知識と観察力、そして自分の感じたことを表現する力が必要です。
日常的に図鑑に触れ、親子で楽しく学ぶことで、自然と知識や表現力が身につき、お受験でも強みになります。
試験のイメージ
試験本番で求められるレベルとして、以下のようなことができると良いでしょう
対象の名前と特徴を簡潔に説明する
「この昆虫はチョウで、羽がカラフルです。花の蜜を吸います」など、要点を押さえて話せるようになることが理想です。特徴を捉えた絵を描ける
実際に特徴を意識しながら絵に描く練習も効果的です。何度か描くうちに特徴が自然に頭に入り、観察力も高まります。自分の好きな生物についてのエピソードを話す
「小さな頃にカブトムシを見たことがある」「動物園で見たクマが好き」などができると、より記憶に残りやすくなります。
おすすめの図鑑と選び方
図鑑は、写真が多く掲載されているものや、年齢に合った難易度のものを選ぶと良いでしょう。
「学研の昆虫図鑑」「小学館の動物図鑑」などは、小さい子どもでも見やすくおすすめです。
また、特定の分野だけに集中する図鑑も良いですが、総合的な「生物図鑑」も取り入れて多様な生物に触れるのも効果的です。
まとめ
図鑑は、子どもにとって知識を得るための「宝箱」と言える存在です。
ただ単に覚えるだけでなく、親子で楽しみながら観察力や理解力、表現力を育むことで、お受験対策としても大きな効果が期待できます。