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アボカドでお花を作ったら、気持ちがちょっと明るくなった話

いつになく重くるしいエイプリル・フールが終わりました。新型コロナウイルスの感染終息が見通せず、おうち時間を過ごすことにうんざりしてきた人もいるかもしれません。
ちょっとでも明るい空気になればいいな、と思い、エイプリル・フールにちなんで「うその花」を作ってみようと思いつき、前々から興味があった「アボカドローズ」に挑戦してみました。アボカドローズが気になっていたのは、国産アボカドの取材をしたのがきっかけなんですが、その話は最後にちょっと載せときます。
で、数時間かけて作ったアボカドの花束がこちら。

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Twitterに投稿した結果…

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2リツイート…。反響なさすぎて、この「2」が神々しく見えます。
ここで使ったアボカドとかは、サラダにリニューアル。家族は喜んでくれました。

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うちの3歳児は「アボカドのお花のサラダがあるよ」と聞いても全く興味なしな感じだったのですが、実物を見たら歓声。頑張ったかいがありました。
手間は少しかかるものの、やっていることは単純なので、子どもと一緒に作ってみると気分転換になりそうです。見た目が華やかなので、完成したとき充実感がありました。包丁を持てない年齡の子は飾り付けだけでも。以下、作ってみた体験をレポートします。

アボカドの花束の作り方

アボカドローズの作り方自体は、インターネットで検索すると、動画付きのページもあります。ここでは、基本的な手順と、失敗したポイントを記載します。

材料

できるだけ家で過ごすことを意識して、食材以外は自宅にあるものだけでまかないました。

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花束の包み紙は、クリスマスのときに買っていたペーパーナプキンを活用。台座は、木のまな板を選びました。初挑戦なので、予備のアボカドも1個買ってありましたが、今回はこの2個でなんとかなりました。

飾りの準備

アボカドの変色が心配だったので、先に周りの飾りを準備。
花束の形はフリルレタスを使いました。

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この後、包み紙をきれい巻くのに苦戦したので、慣れていない方はキッチンペーパーなどで練習することをお勧めします。
パプリカは細かく四角に切ったものと、細長い形を準備。

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エノキはいしづきを落としてほぐし、ニラは適当な長さで切っておきました。
ミニトマトは半分や4分の1に切ったものがあると扱いやすかったですが、飾り付けの時でOK。

アボカドローズの手順

基本的には、アボカド半分で1つの花を作ります。
①包丁でアボカドを半分に切り、タネをとり、指で丁寧に皮をはがす。(通常の下ごしらえと同じです)
②きれいに見せるために、アボカドの表面を指でこすってなめらかにする。
③アボカドを薄い半月切りにしていく。1枚の厚さが2ミリ前後になるイメージで切りました。

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④斜めに傾けてずらしながら、長く伸ばしていく。

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⑤アボカドの実が細くなっていた側(写真で言うと右側)を曲げて、丸い形を作っていく。

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きれいに丸めようすると、アボカドを結構ずらすことになったので、広めのまな板の方がやりやすいと思います。
最初に丸め始めるところが難しめ。実が太い部分の辺りも、スライス1枚が大きいので破れやすくなるため、丁寧に扱いましょう。

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完成!
包丁をまな板とアボカドローズの間に滑らせて、すくい上げ、レタスの上に載せた後、指で花びらを外側に広げるように押して形を整えます。

小さい花を作りたいときは、①〜③をした後に右半分と左半分に分けて、それぞれで1つずつ丸めていけばできます。

失敗例

アボカドの半月切りが薄くないと、うまく丸まりません。結構薄くしたつもりなのに全然厚かったのがこちら。

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上の成功例を見た後だと、だいぶ分厚いですね…
自分なりには薄くしたつもりだったんです…

で、丸めようとしたところ、

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おや?丸くならない…

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無理したら割れました…
なんとかリカバリーしようと思って1枚ずつ並べてみたものの

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なにかが違う。。。
(花束には使いませんでしたが、サラダには入れてスタッフで美味しくいただきました。)

飾り付け

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飾り付けは自由に。
レタスもアボカドも緑色なので、パプリカを散らして彩りにしました。
細長いパプリカやエノキ、ニラは隙間に差し込んでアクセントに。
ミニトマトは見た目に変化をつけるために使いました。
他の野菜を使っても、もちろんOK。ベジタブルブーケを紹介するインターネットページとかを見ると、参考になります。

このまま食べてもいいですが、うちは3歳児がまだ生野菜が苦手だったので、パプリカとエノキ、ニラは豚肉の炒め物に転用しました。

(蛇足)国産アボカドの話

アボカドローズを作ってみようと思ったのは、昨年12月に愛媛のミカン農家たちの間で、アボカド作りが広まっているという話を取材したのがきっかけでした。
国内でよく食べられるようになっているアボカドですが、もともとは亜熱帯地域で育つ作物で、国内消費量の99%は輸入に頼っています。

でも、近年、四国や九州でアボカドの栽培が広がりつつあります。背景にあるのは、地球温暖化です。暖かすぎて温州ミカンを作りづらくなりつつある場所で、温暖化しても育てやすい作物として広まり始めているのです。

取材した農家では、アボカドを露地栽培していて、収穫の最盛期が12月というのにも驚きました。ひとつひとつの実が大ぶりで、味わいも濃厚といい、インターネット販売するとすぐに売り切れになるそうです。
アボカドのこと、実はよく知らなかったんだな、と感じていろいろ調べるうちにアボカドローズを見つけました。

アボカド栽培に挑むミカン農家の話は、こちらの記事でまとめています。もし良かったら、のぞいて見てください。


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