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母子同伴レッスン。それぞれ違う、丁度いい距離感

当教室では原則母子同伴レッスンを行っていることはこちらの記事でも書いてきました。原則というのは例外もあるからです。と言うよりも、はじめは母子同伴からレッスンをスタートし、徐々に送迎スタイルに切り替えていくことが通常です。つまり、母子同伴レッスンと一口に言ってもその【距離感】は親子それぞれです。私自身もお子さんの様子を見ながら「そろそろ次のステップかな?」と思うこともありますが、基本的には《子どもが中心》のレッスンなので、無理やりお子さんを保護者の方から引き離すようなことは決してしません。お子さんと保護者の方、その双方が納得した【距離感】でレッスンを進めたいと思っています。

【母子同伴レッスンは甘えに繋がるか?】保護者の方から「私が隣に居るとどうしても甘えてしまうので・・・」と言われることがあります。それはそうですよね。大好きなお母さんがすぐ隣で一緒におけいこをしているのだから、子どもはテンションも上がります。ただ、そのテンションが上がりすぎてしまい、指示が通らない、席を頻繁に立とうとする、落ち着きがない、などの行動が現れた場合には、様子を見ながら保護者の方に席を移動してもらいます。お子さんの性格や気質にもよりますが、大体は以下のような形で母子同伴から巣立ちと言っては変ですが、徐々に「見守る距離」を取っていきます。*もちろん、レッスンに支障がなく親子共にご希望の場合、ずっとお隣の席でも構いません。

お子さんの隣の席(幼児用の席で、私もここに座っています)→→→→→→→後ろのソファ席→→→→→→→テーブル席(通常は小学生の学習用です)→→→決まった時間にお迎えに来てもらう

(未就園児さんですと、一人座りより前にお母さんのお膝の上からスタートということもあります)このような感じで徐々に母子同伴から送迎スタイルに切り替えていくのが一つの目安であり、目標です。保護者の方はソファ席やテーブル席での見学中は読書をしていただいて構いません。最後の【決まった時間にお迎えに来てもらう】これが出来るようになるには親子間の承諾が必要ですし、私とお子さんとの信頼関係も不可欠です。なのでお子さんの口から「先生と二人で大丈夫」「二人がいいな」と言ってくれる時が、送迎スタイルに切り替えるベストタイミングです。例え、僅かな時間であってもお子さんをお預かりする以上、責任があります。母子同伴レッスンと言ってもその距離感は親子それぞれで少しずつ異なるということです。また、幼いお子さんの場合、些細な事でも気分が乗らない、いつもの調子が出ない、集中力に欠けるということもあります。そのような時には「送迎スタイル」から「見学」にするなど都度、臨機応変に対応をします。

保護者の方にとっても、レッスン中の僅かな時間ではありますが、教室内での見学の他、近くのカフェで読書をしたり、コーヒータイムにしたり、お買い物を済ませたりと心地の良い時間の使い方をしてほしいと思います。ただし、お子さんは待っていますので、お迎えの時間は厳禁、常に連絡の取れる状態での待機の徹底をお願いしております。

はじめは「絶対にママは横!」と言っていたお子さんが「ママは後ろで大丈夫!」「先生と二人がいい!」とその変化を見ていくのも面白いものです。(そして、また「今日はママも一緒がいい!」に戻ったり)座る位置、見学するしない、そのことよりも「お子さんが楽しくおけいこできること」このことが何より大切なことです。その想いは保護者の方も同様だと信じています。これからも、当教室では個々の「丁度良い感じの距離感」を探りつつ、レッスンをしていきたいと思っています。

次回もどうぞ、お楽しみに。

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