見出し画像

絵を見て素敵なタイトル付けに挑戦

【タイトルを意識させる読み聞かせ】

絵本の読み聞かせをする際は必ず「本の題名(タイトル)」を読み上げてから本文を読むようにして下さい。出来れば次のような流れがいいと思います。

1:絵本のタイトルを読み上げる

2:「はじまりはじまり~」など定番の掛け声を入れます→これは「今から絵本を読みますよ」という集中スイッチを入れる合図です

3:本文を読みます

4:「(今日は)おしまい」絵本の読み終わりにも定番の掛け声を入れます→これも「読み聞かせタイム」が終わったことの合図を知らせることが目的です

よく「絵本は一度に最後まで読まないといけませんか?」「長いと明らかに途中で飽きた様子を見せるのでこちらもイライラしてくるのですが・・・」という相談を保護者の方から受けます。絵本の中には長いものや文字数の多い物も沢山あります。なので「今日はどこまで読もうか?」とはじめにお子さんと読むページを決めることをおすすめしています。この方法ですと、最後までお話を聞くのが大変な時でも(親子共に)読み聞かせの時間を作ることが出来ますし、はじめに読む分量が決まっているのでストレスも軽減出来ると思います。この読み方をする時の目的は《読み聞かせを通しての親子の交流・スキンシップ》が一番だと考えて下さい。読み聞かせをする際はお子さんとの距離もグンと縮まりますよね。お子さん達が「ママ(パパ)、これ読んで~」絵本を抱えて寄ってくるのは、その時間だけに感じることの出来る肌の温もりや安心出来る声を求めてのことかもしれません。これは読み聞かせで得られる言葉や語彙の習得以上に大切な効果です。

【タイトルを付けてみよう】今日の記事のタイトルにもなっていますが、お子さんと一緒に「タイトル付け」を楽しんでみてはいかがでしょうか。「タイトル」や「題名」の意味が分からないお子さんには絵本には必ず「タイトル」「題名」が付いていることからお話して確認します。では、どのような物にタイトルを付けたらいいでしょうか?例を挙げると・・・

○お子さんが自分で描いた絵、保護者の方が描いた絵やイラスト

○絵本のワンシーン

○画集などがあればその中の絵

このような中から出来そうな物を選び、挑戦してみて下さい。絵にピッタリのタイトル、イメージに合ったタイトル付けが出来るでしょうか。「正解」がない取り組みですので、お子さんが付けた物が例え少し見当違いな物であったとしても、そこは否定せずに「どうしてこのタイトルにしたのかな?」とお話を聞いてみて下さい。もしかしたら、私達大人が気付かないような、見落としているような《理由》があり付けたタイトルかもしれません。素敵なタイトル付けは小学生以降、作文を書いたり図工で作品作りをする機会が増えた際に必ずその経験は役立ちます。せっかく作文の中身はいいのにタイトルが残念・・・このようなことはよくあることです。タイトル付けもある程度《慣れ》や《経験》によってスムーズに出来るようになります。周囲の目を惹く素敵なタイトルを付けるには自身の経験の他には《センスを磨く》機会を増やすことが一番です。

絵本だけでなく、歌や音楽、絵画など沢山の芸術作品に触れ、その際には内容はもちろんですが、是非《タイトル》や《題名》にも注目するようにしてみて下さい。お子さんが興味を持てるようアニメや漫画を活用してみるのもいいと思います。意識するのとそうでないのとは大きな違いです。タイトルは短い言葉でその物を表現するため、言葉の選び方やセンスが問われます。《芸術の秋》お子さんと一緒にたくさんの素晴らしい作品に触れ、自分でも素敵なタイトル付けに挑戦してみて下さい。

それでは、次回もどうぞお楽しみに。


チョコレートジャンキーなtomo茶をおやつで応援♪板チョコ1枚分(100円)からのおやつサポーターを募集します!執筆の源。チョコで応援、よろしくお願いします♡