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ドキドキの親子で面接対策講座

先日、小学校受験を控えたご家庭の親子面接講座をしました。親子面接は願書提出後に行われます。通常は入試(ペーパーテスト)よりも早い時期に面接試験があることから学校側の親子面接に対する評価はとても高いと言えます。極端な話、後日に行われる入試(ペーパー試験)は面接で「合格点」を貰えた子どもの最終確認の場です。もちろん、入試や行動観察の比重も大きいので軽視することは出来ませんが、面接の段階で「不合格」の判断だったお子さんがその後の入試で満点を取ったとしても、「では、入学させましょうか」とはなりません。これが高校や大学受験など学力重視の入試と大きく異なる点です。小学校学校側は面接で親子の雰囲気を見ます。そして、学校とご家庭の教育方針が合っているか、方針を理解しているかなどを判断します。いわば、面接は学校と家庭との「確認の場」と言えます。どの学校も入学後のトラブルは避けたいので、志願者の中からより協力的な家庭を選ぶのは当然のこととも言えます。選考基準に親子面接があるご家庭は、志願校の教育方針や理念を学校説明会やパンフレット、HPなどでしっかりと確認し、ご夫婦間でもその情報の共有をしてほしいと思います。

【面接練習の目的は心にイメージ作り】今回の面接練習では親子3名揃って参加いただきました。所謂、受験服を当日、初めて見る・着るではいけませんので、この日も当日と同様の装いをしてお教室に来ていただきました。ドアを開けてご挨拶をしたその瞬間、お子さんの顔つきが一瞬、変わったのがはっきり分かりました。「おや、これはいつもと違うな」そんな顔をしているお子さんを見て、私は「おっ!狙い通りだな」と安心しました。というのも、この日の最大の目的は面接の雰囲気をイメージすることだからです。いつものお教室、いつもの先生なのに何か違う・・・。この「何か違う」という感覚に気付けたお子さんは素晴らしいです。場の雰囲気や違いを読むことが出来たということです。いつもと違う椅子やテーブルの配置を見て更にお子さんはドキドキしたことでしょう。しかも、この日はお父様も一緒です。面接練習はお子さん、お父様、お母様それぞれに質問をして予定通り、スムーズに進みました。その後、この日の総括をお話する際、やはり、ご両親もいつもとは違うお子さんの様子に驚かれていたことが分かりました。いつもより、声が小さく、また控えめな姿を見て「緊張していたようですが・・・」とお母様に聞かれましたが、「それでいいです」と私は笑顔でお答えしました。お子さんはこの面接練習をしたことによって、ドキドキすることをちゃんと体感し、味わうことが出来ました。そして、それはしっかり心に、脳にイメージとして残ったので、本番の時に感じる「ドキドキ」にもある程度対応出来る耐性が備わったことでしょう。イメージ作りには模擬体験やごっこ遊びを通した学びが有効な手段です。

【何を答えるかよりも大切なこと】この日の面接講座ではお子さんが『何を答えたか』よりも『どう答えたか』が大切でした。お話を聞く態度、椅子での様子(足がブラブラしていなか、キョロキョロしていないか)、言葉遣いなど、基本的なことが出来ているかが大切です。このお子さんの場合はレッスン中の声掛け通り、堂々とした態度、正しい言葉遣いで受け答えすることが出来ました。もちろん、緊張、ドキドキからいつもとは違った様子も見られましたが、これは想定内ですし、失礼な態度などではないので問題ありません。今日の目的である、イメージ作りはしっかりと達成することが出来ました。これはご両親の立場からも良かったと言えます。当日、ドキマギとぎこちないお子さんをはじめて見た場合、驚きと共に「ちゃんとしなさい!」と渇を入れたくなるかもしれませんが、今日の姿を事前に見ていれば大丈夫です。面接当日には「この前よりは緊張してないな」ときっと思えるはずですから。最後に「今日はたくさん、たくさん褒めてあげて下さい」とお伝えしました。それは、今日の体験を「今日はドキドキしたけど、頑張った」「いっぱい褒めてもらえた」「お父さん、お母さんはにこにこしていた」このような温かなイメージでいっぱいにして残したいと思ったからです。

当教室では面接講座、練習も行っています。単体での受講も可能ですので、ご希望の方はどうぞお気軽にご相談下さい。*高校、大学受験の推薦入試などにも対応しています。

それでは、次回もどうぞお楽しみに。


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