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国語・漢字辞典ともっと仲良しになろう

小学校入学のお祝いに祖父母から、ランドセルや学習机などを買ってもらったとの話を聞くことがあります。入学の時期はその他にも買い換えが必要な物も多いので、案外と出費が重なりますよね。なので、大物を贈っていただけるのは、大助かり!大変ありがたいことだと思います。既に学用品のほとんどは揃っていると思いますが、もしも、これから小学生のお子さんのために揃えた方が良いものとして挙げるなら『国語辞典・漢字辞典』の2冊です。これを聞くと、『上の子の時に、張り切って買ったのに、全く使っていません・・・』『本棚で眠ったままです』といった声も聞こえてきそうな気がしますが・・・小学校は6年間と長いので、たとえ今は眠っている辞書たちにもまだまだ出番はあります。というより、出番を作りましょう!ご自宅で埃を被ったまま眠っている辞書がある方は、『さぁー!出番よ。起きて!』と辞書を呼び起こして下さい。きっと、辞書たちは多くの言葉を抱えて、『その時を待ってましたー!』と張り切って目覚めてくれるはずです。

【国語辞典はもう古い?】国語の課題で意味調べを出すことがあります。はじめて読んだ文章の中で、言葉の意味が分からなかったもの・漢字が読めなかったものには必ず線を引きます。そして、ちゃんと意味や読み方を調べてからもう一度、音読をさせます。意味の分からないまま何となく読んでも、本当の理解には繋がりません。意味調べの課題を面倒に思うお子さんも少なくないかもしれません。しかし、言葉の力を身に付けていくにはこうしたコツコツとした取り組みを疎かには出来ません。これは、国語に限ったことではありませんが、低学年のうちに《分からないことは調べる》この習慣を身に付けてほしいと思います。《分からないことを調べて、知る・理解すること》これらの積み重ねは、高学年以降の強みとなります。《分からないことを放置する》これが一番してはいけないことです。その《分からない》がやがて積み重なり、学習のつまずきや学習意欲さえを生んでしまいかねません。

さて、書店で見かける国語辞典や漢字辞典はどれも分厚く、重い物ばかり・・・。スマホやタブレットがあれば意味調べが出来る時代にわざわざお金を出して買う価値があるのでしょうか。私自身の答えは皆さん、もうお分かりですよね。『有り』だと思います。確かに、辞書は重いし、場所も取ります。しかし、実際、タブレットで子ども達に意味調べをさせてみると分かるのですが、出てくる用例は難しいものばかり・・・。その意味が分からないと言う子ばかりです。それもそのはず。単に言葉の意味を検索しただけでは、大人を対象とした解説や用例が出てくるのです。もちろん、予め、児童用のサイトを見つけておくことや子ども向けの辞書アプリを入れておくことで解決する方法もあります。しかし、学習専用に使用するスマホやタブレットを使用出来る環境ならいいのですが、大抵のお子さんは、出てくる広告や他のことに気を取られてしまいます。目的は意味調べのはずが、検索することが自体が楽しくなって、他のことを見始めたり、ゲームをしたがったり・・・。これでは、余計に時間が掛かってしまいます。私達大人でも同じことがありますよね。スマホで天気予報を調べようと触れたのに、ついついニュースや他の情報を見始めてしまうこと・・・。私は子ども達がネットやパソコン・タブレットを使用すること自体に反対という訳ではありません。むしろ、今は使えて当たり前の時代です。なので、子ども達には《正しい使い方・扱い方》を学んでほしいと考えています。ただ、そのための学習は、別に時間を設けて行う方が結果、効率的だと思います。何でもそうですが、上手に使えるようになるまでは《メリハリ》を付けることが大事です。

【辞書引きが速くなる】はじめは辞書の取り扱いが難しいお子さんも、繰り返し扱うことによって、段々とコツを掴み慣れてきます。実際、我が家でも今では娘の方が辞書をパラパラとめくって『はい!あったよ』と私より手際良く辞書を取り扱っています。(悔しい・・・。)あとは、学習の際、辞書を予め手の届く場所に用意しておきましょう。いざ!使おうと思った時に遠くにあると取りに行く手間が掛かります。せっかく『調べよう!』と思った気持ちに邪魔が入らないよう工夫する必要があります。これは、その他、学習に必要な物・使う物を事前に揃えておくことと同じです。辞書を手早く引けるようになること、上手に扱えるようになるにはある程度の《時間》が掛かります。何かを習得するには、練習、慣れが必須です。辞書を一度や二度使って、『難しい!!』『分からない!』と諦めてしまうのはとても勿体無いことです。

小学生には小学生向けに作成された辞書が一番です。それは言うまでもなく、掲載されている解説や説明・用例が小学生に分かり易い言葉で書かれているからです。どうでしょう。記事を読んでお子さんやお孫さんへのプレゼントに、国語辞典・漢字辞典をプレゼントしてみたくなりましたか。素敵な贈りものだと思います。言葉ともっと仲良しになることで養われる言葉の力はお子さん達の強い味方・武器の一つになりますよ。

小学生におすすめの辞書は光村の国語辞典・漢字辞典です

それでは、次回もどうぞお楽しみに




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