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春休み中の自主学習:3時間目~算数~

皆さん、春休みはいかがお過ごしですか?福岡では今週は桜が見頃で自宅近くでも綺麗に花を咲かせています。お天気の良い日が続いていますし、桜の花びらが舞い散る前にお散歩に出掛けたいものです。春休み中の自主学習3時間目の今日は算数についてお話します。

算数が苦手なお子さんはこの春休みを活かしてしっかりと前の学年の復習をするようにして下さい。計算問題は学校で使用していたドリルに書き込みがないようでしたらそちらを使用して2巡目、3巡目に挑戦するのも良いでしょう。一日に何枚ものプリントや問題を解くのではなく、一日1~3枚で構わないので毎日計算問題に取組むようにして下さい。幼児や小学生における学習は一度に沢山の時間、量をするよりも少しずつをコツコツと取組むことの方が確実に力が付きます。1回の学習時間や分量はお子さんによっても異なりますが、お子さんが嫌がらない程度に抑えることが家庭学習を長続きさせるコツです。せっかくの春休みですから机に向かう勉強ばかりではなく、日頃出来ない体験や自由な過ごし方を楽しんでほしいと思います。

《応用問題に挑戦》算数が好きなお子さんでしたら教科書に掲載されている問題よりも難易度の高い応用問題に挑戦してみるものいいでしょう。日頃は宿題などでそこまで時間が持てないというお子さんでも、春休みを利用することで難易度の高い問題にも挑戦しやすいと思います。難しい問題は沢山解くのではなく、1問にしっかりと向き合うようにして下さい。時間が掛かっても構わないので簡単に諦めずに粘り強く考え答えを導き出すことが大切です。難しい問題を解くことで学校外の模試などにも強くなりますし、中学受験を考えている場合は教科書外の問題に慣れておく必要があります。そして何より難問の答えを自分の力で導くことが出来たとき、その経験はお子さんの大きな自信となります。

《文章題に挑戦》最近の算数の傾向として単に計算問題を早く解くことだけではなく、文章題を解く力が問われる問題が多く出題されます。計算は得意なお子さんが文章題となると式のたて方が違ったり、つまずいてしまうことがよくあります。算数においての文章題は国語力、つまり読む力を問う問題でもあります。文章題中心のドリル等もありますし、教科書の文章題をピックアップして解くのもいいでしょう。文章題はある程度慣れることでスムーズに理解し解く事が出来るようになるので、様々な形態の問題を解くことをおすすめします。文章題を解くことでイメージ力も同時に鍛えることが出来ます。

《文章問題を作る》文章題に慣れてきたら、各単元の文章題を自分で作ってみましょう。保護者の方も一緒に問題作りをするのもいいアイディアです。オリジナル問題集作りは自学に適した課題の一つだと思いますので是非、挑戦してみて下さい。

《九九は完璧ですか?》九九を間違えて覚えている、うる覚えであるお子さんも実は少なくありません。特にお子さんが高学年の場合ですと今更・・・と思う気持ちがあるかもしれませんが、掛け算の基本である九九は今後もずっと付いてくる、必要なスキルです。いつも同じ掛け算で間違ってしまう、せっかく途中まで合っているのに九九を間違えてしまうことは非常に勿体無いので、九九が怪しいな・・・と思われるお子さんは今一度、しっかりと九九を確認し完璧に覚えるようにして下さい。何年生であろうと学び直すチャンスはありますし、それは恥ずかしいことではありません。本当に恥ずかしいことは九九がうる覚えである自覚がありながら、それを見て見ぬ振りをすること、自分の抱えている問題に向き合わないことです。九九を始め、学び直しをする際はお子さんが頑張れるよう保護者の方は励まし役に徹し、そして温かい応援の声を掛けてあげましょう。

《単位の確認をしよう》単位の問題が苦手、正しく覚えきれていないというお子さんは多くおられます。100センチ=1m・1000mm=1L・1000g=1kgこのような単位を知識として覚えることも大事ですが実際に単位を比較、確かめることが出来ればよりイメージがし易くなり、理解が深まると思います。幼児の場合は量や長さの学習では実際にコップに水を入れて確かめたり、紐の長さを比べたりする学習を必ず行います。実物を目で見て、手で触り理解した上でペーパー問題に取り組みます。この実物を使った学習過程を飛ばしてしまうと本当の意味での理解には繋がりません。小学生においてもその理屈は同じです。単位をきちんと理解するためには実生活の中で『単位探し』を行うのが一番です。少し手間は掛かりますが子ども達の脳に印象として、また経験として記憶に残る学習をすることも重要なことです。

算数は暗記や記憶力だけではやがてそれが数学に変わっていく頃には壁にぶつかってしまいます。考える力を養う学習は一日で到底出来るようなことではありません。算数や数学には個人が潜在的に持つセンスがもちろん必要ですが、考えようとする気持ち、姿勢が大切です。「どうしたらこの問題が解けるのか?」問題を前に試行錯誤すること、この経験こそが問題に立ち向かう心や答えを導こうとする粘り強さを養うのだと思います。

次回は春休み中の自主学習4時間目、科目は理科についてお話したいと思います。どうぞ、お楽しみに。

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