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簡単10分「お家でおけいこ」④仲間分け

今日のおけいこは「仲間分け」です。問題の考え方としては「仲間外れ」を探すことと同じ要領で理解を進めていきます。私個人としては「仲間外れ」という言葉に抵抗があるので、レッスンでは「仲間分け」「仲間集め」としておけいこしています。

【仲間分け】学習目安時間10分:用意するもの:ご家庭にある物や絵カード

「仲間分け」はその名の通り、数ある物の中から「仲間」=「同じ特徴を持つ物」を分けていきます。はじめのうちはご家庭にある物を実際に見せたり、並べたりして「これは何の仲間かな?」と聞いてみることからスタートして下さい。

○台所用品(おたま、しゃもじ、フライパン、まな板など)を見せて「これは何の仲間かな?」「何に使うのかな?」と尋ねます。案外、身近な物でも名前を知らない物や使い方を知らない物もあると思うので、お子さんに教える良い機会にしていきましょう。

○この他にも、野菜や果物、工具などを並べて「何の仲間かな?」と尋ねてみましょう。

○仲間分けが理解出来たら、次にはわざと仲間の中に一つ、用途や種類の異なる物を混ぜます。例:トマト、ピーマン、玉ねぎ、いちご そして、仲間分けを指示し、「いちご」を外す事が出来れば正解です。

○動物や乗り物などの絵カードがあればそれを利用し、他にも色々な種類の仲間分けに挑戦してみましょう。

この仲間分けは、お子さん達に自然な形で物の名前や用途、特徴を教えることが出来るので、とてもおすすめです。しかし、レッスン中にも多々あることなのですが、子ども達の発想力は無限大です!「果物」の仲間分けをしていても「同じ色」で分けるお子さん、野菜の仲間分けをしていても「丸い形」で仲間分けをするお子さんがいます。これがお受験の際のペーパー問題ですと、不正解となるのですが、考え方として正解である以上、私はお子さん自身が考えた分け方を否定することはしません。ご家庭でも、お子さんが間違った分け方をした際には頭ごなしに「違うでしょ!」と言う前に、何故お子さんがそのような分け方をしたか?どんな理由があるのか?を尋ねてみるようにしましょう。分け方の理由が単に「好きだから」「かわいいから」などと言ったことを返すこともあるかも知れませんが、子どもなりの理由を尋ね、頭から否定しないことは学習意欲の維持のためにも大切なことです。

幼い子ども達にとっては同じ物でも色や絵柄、写真が違っただけでも大きさを捉えることが出来ず、全く別の物に見えてしまう、何か分からない物に思えてしまうことがしばしば起こります。これは経験不足から生じることであり、理解度が十分でない幼い子ども達にとっては当たり前の現象です。なので、出来る限り、可能な物は「実物」を見せ、触れさせる、この「実体験」こそが本当の意味でその物の名称と特徴を知ることに結び付きます。

「仲間分け」はお子さんとの様々な場面で会話の中にも盛り込めますし、ゲーム感覚で取組めるおけいこなので、是非、ご家庭でも挑戦してみて下さい。

それでは、今日のおけいこはこれでおしまいです。大変、良く出来ました♪

*現在、お教室は移転して福岡市南区長丘となっております。


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