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ごっこ遊びが苦手な子ども達

レッスンをしていると子どもの個性、性格は実に様々だと感じます。「明るく元気な子だな」と思った子が時折見せる繊細な姿や「大人しい子だな」と思った子が見せる好きな事に対しての熱いお喋りなど・・・。人間って多様な面を持ち合わせて作られる(存在する)ものだと改めて感じさせられます。「白」「黒」はっきりしない、正解がないから面白いのが人間なのだと思います。ただ、子ども達と関わっていると【空想や想像力が豊かな子】【現実的で着実な子】が存在することに気付きます。

【空想や想像力が豊かな子】の特徴としては、「自由な課題」が得意です。このタイプのお子さんは「自由な課題」「正解」がないので「お話の続きを考える課題」「既存の絵に色や挿絵を付け足す課題」をすらすらと進めることができます。「今、どんな気持ち?」と聞いたり、「絵の中のこの女の子はどんな気持ちかな?」と尋ねると即座に自分ワールドに入り込み、物語を展開します。このようなタイプのお子さんは「ごっこ遊び」が大好きで、お迎えまでの待ち時間にお人形やドールハウスで即座に遊び始めます。逆に「決められたことに沿った課題」が苦手(というより好きではない)な傾向が見られ、「線と線を結ぼうね」と言っても線を無視して何本も引こうとしたり、「赤色で塗ろうね」と言っても「これは青で塗るの!」と言って指示通りにはしたくない様子が見られます。

【現実的で着実な子】一方、このタイプのお子さんの場合、上記に挙げたような「自由な課題」は苦手な傾向があります。「正解」がないからこそ答え難いのだと思います。「この小鳥に好きな名前を付けてみよう」「どんな気持ちかな?」と尋ねると「・・・・」困ってしまうことが多いです。ただし、他のペーパー課題や絵カードを使った課題になると実にスムーズにレッスンが進んでいきます。「正解する」このことが嬉しいようで、学習意欲も高く「ここはこうしようね」と間違えを指摘したり、解き方を教えるとすぐに対応するのもこのタイプのお子さんです。このタイプのお子さんは年齢にしてはやや現実的と言いますか「ごっこ遊び」「なりきり遊び」よりも、ブロックやパズル、ボールを使った遊びの方を好む傾向があります。

冒頭でも言ったように、人間は「白」か「黒」かで分けられるものではないですし、本来は「タイプ」「傾向」を語るのもいかがなものかとの思いもあります。また「ごっこ遊びも好きだしパズルも得意」「空想問題も得意で数のおけいこも好き」というどちらも好きで得意というお子さんも居ます。

ただ、保護者の方から見るとどうしてもお子さんの「出来ている部分」よりも「出来ない部分」「不得意な面」に目が向いてしまうようです。これは私も同く子育て中の母親としてよーーく分かります。「ごっこ遊び」に関しては「慣れ」も関係していると思います。ご家庭や園でごっこ遊びやなりきり遊びをする環境にあるか?ということも楽しめる、楽しめないが変わってくくるのだと思います。

想像力、発想力を育む《ごっこ遊び》優れた幼児教育の一つです。ごっこ遊びはお人形以外でもお絵かきや絵本、折り紙、ブロックなど様々なものを応用して遊べます。私はこの全てを毎日のように幼い娘としていましたが、今でも娘はお絵かきを応用して遊んだりしています。ちなみに「あつ森」ですが・・・娘は住民(動物)に色々な衣装を着せ替えたり、テーマを決めてアレンジした家と一緒に写真を撮る遊びが好きなようです。一時のブームが去った今でも時々楽しんでいるようです。これも「ごっこ遊び」の一つと言えます。お子さんとごっこ遊びをする際は、ご家族の中でごっこ遊びが好きな方、得意な方が一緒に遊ぶのが一番です。お父さんの方が役に入り込めるタイプであればお父さんの出番です。*ちなみに我が家では母の私がごっこ遊びをこよなく愛する者なので全面担当でした。想像力を育むごっこ遊び、是非、ご家庭でも取り入れてほしいと思います。可愛いその姿が見れるのも、一緒に遊べるのもほんの一時のことですよ。

お教室では未就園児さん~小学6年生までのお子さん対象をした「遊んで学ぼうコース」がスタートしました。tomoと一緒に楽しく遊びながら学びたいお子さんを大募集中です。是非、一緒に様々なごっこ遊びを楽しみながら、想像力の世界を広げましょう。

それでは、次回もどうぞお楽しみに。

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