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季節を感じ難い子ども達に出来ること

この時期、お教室では「秋」の学習をしています。カードやボードを使ったり、子ども達に園や学校、外出先や家で見つけた「秋」についてお話してもらうことも多いです。秋と言えば、ぶどうや柿、くり、サンマなど、美味しい秋も沢山あります。「ぶどうが好き」というお子さんや「どんぐり拾ったよ」などとお話してくれる子ども達の表情はとても可愛らしいです。ところが、コロナ禍の影響で園や学校行事が中止や延期になり、本来なら楽しめたであろう秋の行事がことごとく姿を消しているようです。もちろん、先生方はその分、写真や絵を見せるなど工夫をして「秋らしさ」を教えて下さっていると思います。しかし、やはり一番大切なこと。それは子ども達が秋やその他季節を肌で感じることが出来る、お友達や家族と共有出来る「体験をすること」です。体感に勝る教育はありません。

【お家で秋を感じよう】園や学校、習い事での行事やイベントが中止になってしまった分、お家で秋を感じるイベントをしてみませんか。玄関やお部屋の一区画に【秋コーナー】を設けて、どんぐりや色づいた葉っぱを飾るのもいいと思います。娘が小さい頃はよく軍手をはめて、袋を持ち、公園へ「秋探し」に出掛けていました。帰る頃には袋いっぱいになった「秋の宝物」。もちろん、全部を持ち帰ることは出来ないので、幼稚園へ持って行く分と(娘が通っていた幼稚園では収穫物や製作物の持参OKでした)お家に持ち帰る分をいただいて、残りは自然に返していました。ご家庭で出来る「秋らしいイベント」は他にもあると思います。ハロウィンやお月見などもその一例です。知り合いの中には、「家族で運動会」を開催された方もいます。そこのご家庭はお子さんの人数も多く、お庭も広いので実現出来るイベントですが、お姉さんがプログラムを作ったり、点数を数えたりととても楽しそうです。他にも、お料理が得意な方は栗ご飯や秋の味覚を生かした食事作りを楽しむのもアイディアです。

【どれを見ても「魚!」と言ってた娘】娘は幼い頃、どんな魚を見ても「魚!」と言っていました。魚好きな子なので、食卓に上がると大抵、どんな魚料理も喜んで食べるのはいいのですが、どれを出しても「魚!」これには少々、困りました。「これはアジだよ」「これはサバだよ」「カツオだよ」など、毎回、教えるのですがなかなか直らなかったですね・・・。その大雑把な分類をする傾向は、「肉」にも見られたので、娘にとっては「肉は肉」「魚は魚」細かい名前にあまり興味がなかったのかもしれません。今でも「このアジ美味しいね♪」とサバを食べながら言っていることもあります・・・。話が少しそれましたが秋の魚と言えばやはり、「サンマ」です。最近は子どもの魚離れが話題に上がることもありますが、それは大人の私達の影響もあると思います。実際、魚を調理するのは手間が掛かりますね(後片付けを含めて)なので、いつでも食卓に「魚」という訳にはいきませんが、時々は「お魚デー」を設けてもいいかと思います。外の世界でのイベントが少なくなってしまった今、「お家イベントの充実」を図りましょう。そして、お子さんとの楽しい時間を過ごしてほしいと思います。楽しい体験はきっとお子さんの心に刻まれます。それらの体験、体感がお子さんの表現力を引き出してくれるのです。お絵かきや作文にもその影響は必ず出ると思います。ペーパー学習に偏らず、自然を感じ豊かな心を育む学習はとても大切です。

この秋、是非、皆さんも「お家で秋イベント」を楽しんでほしいと思います。それでは、次回もどうぞ、お楽しみに。



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