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保護者同伴レッスンは甘えに繋がる?

当教室でのレッスンは保護者同伴をお願いしています。小学生のお子さんの場合は送迎していただくだけでも構いませんし、レッスン中、見学していただく形、どちらでもご都合の良い方を選択いただけます。しかし、当教室の場合、レッスン+学習アドバイスや相談時間を1コマとしているため、保護者の方がレッスンの同伴を希望し、あえてこのシステムのお教室を選んで通われているという印象を受けます。お子さんがお教室に通うということは、場所までの送迎もあり(遠方の方もおりますし)ましてや保護者同伴のレッスン、その負担は決して軽いものではないと私自身、子育て中の身なのでよく分かります。

しかし、保護者同伴レッスンが甘え繋がる・・・例えそうだとしても、まだ幼い子ども達のことです。「甘えてもいい」「甘えられる場所がある」それはむしろ良いことなのでは?と私は考えます。それに、保護者同伴でレッスンが出来るのはほんのひと時のわずかな時間です。後になって振返るとその経験、思い出はきっと、宝物になると思っています。

「保護者が一緒だと甘えが生じるのでは?」「自立心が育たないのでは?」保護者同伴レッスンと聞くと、このように考えられる方もいるかと思います。しかし、幼稚園や保育園に通われているお子さんであれば園で、また、その他の習い事で母子分離の経験が既にあり、特に問題がないようならば、影響はないと考えています。私はそれ以上に、日々のレッスンを通し、保護者同伴のレッスンにおけるメリットを感じています。

○お子さんが安心してレッスンを受けることが出来る・・・当教室ではお子さんに保護者の方の座る場所を決めてもらいます。「隣の椅子」と「ソファー席」を選んでもらうのですが、大半のお子さんは「お母さんは横ね!」つまり、「隣の椅子」を指定します。そのため、レッスンは自然な流れで先生、お子さん、保護者の方により展開されていくことになります。

○レッスンのお助け隊!・・・レッスン中、集中力が切れてきたり、少し難しい問題でつまずいてしまうことがあります。そのような時には「お母さん、ヒントをお願いします!」「お母さんにも聞いてみようか」などとお声掛けをすることや、質問に(答え方のお手本となるように)答えてもらうこともあります。場面によっては保護者の方も参加型のレッスンなので、お子さんが嬉しそうな表情を見せてくれることが多々あります。

○お子さんの様子が分かる・・・保護者の方側のメリットの一番はやはり、レッスン中のお子さんの様子、質問への答え方や取り組みが分かることだと思います。

○お家の方との特別な時間・・・特にお子さんが複数おられる方や仕事やその他で普段、お子さんとゆっくりと向き合う時間が持てない保護者の方にとっては「ここはこの子と向き合う時間」という感覚を強く感じているように思います。お子さん自身もまた「お家の方との特別な時間」を楽しんでいるのがにこにことした表情や様子からも見て取ることが出来ます。毎回、「また、次回、仲良く一緒に来て下さいね!」そんな思いでお見送りをしています。

【保護者に同伴してほしくない?!】幼児教室ではないのですが、子ども向けの教室を運営している友人は保護者の見学や同伴は出来るだけ避けたいと言っていました。その理由は色々あるようですが、やはり保護者同伴の有り無しは教室運営者の方針によるものだと思います。習い事を選ばれる際にはその点も確認されるようにして下さい。

【こんな時は注意しましょう!!】残念なことに習い事の指導者が暴言を吐く、他の子ども達に嫌がらせを受けているようだ・・・このような話を聞くことも少なからずあります。塾やお教室が閉鎖的な環境であればあるほど、他者の目は入らず、いじめや嫌がらせなどが隠れて起きている可能性もゼロではありません。まだ幼い子どもたちですから、困っていること、不快なことを保護者の方にうまく伝えられないこともあるでしょう。「お教室で何をしているのか分からず不安・・・」「子どもの様子で気がかりな点がある・・・」そのような時には塾やお教室側に相談し、「見学」や「一時的な同伴」の申し出をされるようにして下さい。現在は感染対策から、お教室側もすぐに対応出来ない事情もあるかもしれませんが、「見学の拒否」「同伴の断り」があるようならば不信感を抱いてしまいますよね。そんな時は、強い申し出をしてもいいと思います。習い事は幼いお子さんだけで通えるもの、判断出来るものではないということを常に頭に置いて下さい。

それでは、次回もどうぞ、お楽しみに。


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