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記憶に残るもの


果物の記憶


父は果物が好きな人でした。
旬の果物をいただくことが
多かったこともあり
家には常に果物がありました。


食べ応えのある文旦や八朔は
いつも厚い皮を父が剥いてくれ
私は皮も剥かず美味しいところだけ
いただいたものです。


実家に帰れば何かしらの
果物があったので
自分で買うことなどなく
過ごしてきました。

父の体調が優れなくなってからは
しばらく果物からは離れて
家でも食べることはなくなり
生活から果物の姿は消えていきました。

父が亡くなってから
父の好きだったものを
よく思い出します。
果物がその時の記憶を
鮮明に蘇がえさせるのです。

発酵食に出会って

旬の野菜を楽しむことが
増えました。
塩麹や甘酒などの発酵調味料が
素材の旨みを引き出してくれるからです。

旬の野菜を使うようになり
旬の果物にも目がいくようになりました。

父が亡くなってから
しばらく食べていなかった果物。

記憶はすぐに
戻ってきました。


幸せな気持ちになれる果物


柑橘の爽やかな香り。
いちごや桃の甘い香り。
溢れるほどのジューシーな果汁。
個性豊かな可愛いカタチ。

旬の果物は
それだけで充分美味しい。

若狭いちじくとキウイに
甘酒をかけていただく


「若狭いちじく」


私の住んでいる
福井県小浜市では
今「若狭いちじく」が旬です。


みなさんは
いちじく食べますか?

半分に切ると
とっても可愛い♡

若狭いちじく

そのまま食べても美味しいのですが…

男山トーストにのせてカリッと⭐︎


パンにクリームチーズを塗って
スライスした若狭いちじくをのせる。
小さめにカットしたクリームチーズと
ピンクペッパー・砕いた胡桃をのせて
トースト。
メープルシロップを少しかけて
いただきます。


「若狭いちじく」のとろっとした食感と
胡桃のカリッとした食感が
たまらなく楽しい。

若狭いちじくと生ハムのサラダ

若狭いちじくを
食べやすい大きさにカット。
ベビーリーフ、生ハム
モッツァレラチーズ
塩胡椒にオリーブオイル。

若狭いちじくの甘さがアクセントになる。

色も綺麗で
アレンジの楽しい
いちじくですが
痛みがとても早い。

生で満喫したあとは…

旬の果物を
少しでも長く楽しみたいのです。


季節を楽しむ麹酵素ジュース

一度覚えると
旬の果物で色々できるので
とっても楽しいんです♪

左から梨・いちじく
柑橘とぶどうの麹酵素ジュース


出来上がったシロップは
水や炭酸で割って
水分補給しながら栄養補給に。


残った果肉はジャムにして
ヨーグルトにのせたり
マフィンに混ぜて
焼いたりしています。


この夏は
料理教室でも
生徒さんに好評で
毎回いろんな味を
楽しんでいただきました。

生徒さんにお出しした
若狭いちじくの麹酵素ジュース


秋は果物も豊富。
せっかくなので
色々楽しみたいですよね。

「不老長寿の果物」
とも呼ばれるほど
豊富な栄養素を含む
いちじく。

効果効能などを知ると
さらに美味しく感じてしまうのは
私だけでしょうか。


おかあちゃんの作ったもの

「おかあちゃんただいまー!
酵素ジュースちょーだい」

「学校から帰ってきた子供が
麹酵素ジュースを
楽しみにしてるんです」

と生徒さんから聞きました。


「いつできる?まだかな?」
毎回楽しみにしている様子。




子供たちが大人になって
私が父を思い出すように

おかあちゃんの作った
麹酵素ジュースが
記憶に残るのかもしれない。



次回は、あれ程使っていた←どれほど?笑!
市販の鶏がらスープや中華だしを使わなくなった
「おいしいのモト」について
書いていこうと思います。

最後までお読みいただき 
ありがとうございました。

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