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道端の雑草

雪解けが進むと、溶けだした雪の隙間から土がひょっこりと姿を現し、可愛らしい新芽の草が儚げに顔を覗かせている。そんな様を見て頬が緩む素直な自分がそこにあるし、そんなセンチメンタルな気持ちはとても心地いい春先。無論、植物だけに限ってではないのだけれど。新しい発見が多い季節でもある。

それとは反し人は本当に面倒だと思うし人と関わると酷く疲れる。せっかくの穏やかな精神状態を見事に破壊させられる。そのような日常には薬物ですら鞄の中やポケットの中の必須アイテムになっているほどだ。同じ時間を共有する家族でさえ不快の波に溺れそうになるし、共有している時間がとても苦しい、とてつもない疲労感だけが増すからだ。私は心の片隅で一人きりの時間、心地よい発見をいつも待ち望んでいる。

一番楽な生き方を日々求め探し続ける。その手段としてとりあえず「心壁を作る」それは思春期の頃から始まりブロックをコツコツと積み上げてきているように思う。今現在もその閉鎖ブロックの作成は継続中なんだけれど、何度も突破され破壊され一向に完全封鎖とはならず・・・いつ完成できるのだろうか。


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