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ふくしま食材

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福島の食材の記事です
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福島の桃のテーマパークをつくりたい[ももあがる・福島市]

福島のももを使った「ももふる」の製造・販売をしている「ももがある」様へインタビューをさせていただきました。ミラツクProjectでは、第1回で山田みきさんがむすんだおむすびの具で人気だったり、第2回のカトウファームでの加工体験でいかにんじんを具材に使ったりしました。 ―ももがあるを立ち上げたきっかけを教えてください 東日本大震災をきっかけに実家のある福島へ。一度は田舎が嫌いで出たふるさとですが、せっかく帰るなら福島に骨を埋める覚悟で貢献しようと活動。地域資源を取材するなか

ミラツク 給食を考えるヒント④ 伝統野菜とは

伝統野菜って何伝統野菜には、特に明確な定義はなく、主に日本各地で古くから栽培されてきた地方野菜のことを言います。 農林水産省のホームページでは、伝統野菜を「その土地で古くから作られてきたもので、 採種を繰り返していく中で、その土地の気候風土にあった野菜として確立されてきたもの」と説明しています。 出典:一般社団法人日本伝統野菜推進協会 日本に自生していた野菜は、ウド、オカヒジキ、山椒(サンショウ)、自然薯(ジネンジョ)、じゅん菜(ジュンサイ)、芹(セリ)、蓼(タデ)、つる

福島の宝「川俣シャモ」

ふくしまミラツクProjectでは、福島の食材を使ったおいしい給食を考えます。そのヒントとなるような、身近な食材についてシリーズでご紹介します。 絹織物が盛んな商業の地からはじまった闘鶏文化  川俣町は昔から養蚕・絹織物生産が盛んでした。川俣町の養蚕・絹織物は、およそ1,400年前に伝わったといわれています。江戸時代から絹織物で財をなした機屋が娯楽として軍鶏を飼い、闘鶏を楽しんだことから、町内に広く普及したようです。  昭和58年に川俣町のまちおこし特産品を開発するにあたり

福島県のお米「天のつぶ」

福島市は一年を通して、日単位でみても寒暖の差が激しく、美味しい農産物が収穫できます。中でも、お米が美味しい! 今回は、毎回の食事、お弁当、給食にも必須なお米の生産者、ふくしまミラツクProjectで稲刈りを体験するカトウファームについてご紹介します。 カトウファームでは「天のつぶ」の栽培を始め、YellowBeerWorksというタップスペースを開設し、9月からクラフトビールの販売を始めています。 「天のつぶ」は倒状や穂いもちに強く、安定した品質と収穫が期待できる水稲新品種

世界初の栽培実験「福島なめこ」

会津、南会津や下郷町では原木なめこが採れ、福島県オリジナル品種「「福島N3号」「福島N4号」は県内に広く栽培されています。 ぬめりが強くしっかりした歯ごたえが特徴のなめこ。その世界初の栽培実験は福島県で行われました。その結果、高級だったなめこ汁やなめこおろしが、気軽に家庭で味わえるようになりました。県オリジナル品種の「福島N3号」「福島N4号」は、水溶性食物繊維が豊富で、食味の良さと併せて人気の高い品種です。 (ふくしまプライド 県産品の紹介より https://fukus

福島県北の味「いかにんじん」

福島県の県北地方でお正月によく食べられている「いかにんじん」 ポテトチップスの限定テイストであったり、時々テレビに取りだたされたりと全国的にもなかなかメジャーな食べ物となってきました。 いかにんじんの由来市内に住む、70~80代のおばあさん数人に聞き取り調査を行ったところ、「本人のお母さんはもちろん、祖母も作っていた。」とのことなので、100年~140年位の歴史があると思われます。 「いかにんじん」を食べる地域は、福島周辺(県北地方)に限定 されており、例えば同じ福島県でも

福島市から全国に給食デザートを[トーニチ株式会社・福島市]

福島市でアップルシャーベットをはじめ、全国へ給食デザートをつくっている「トーニチ株式会社」様へインタビューをさせていただきました。 ーどのような製品を作っていますか? アイス・プリン・ゼリー・フローズンフルーツ・焼菓子(ケーキ)などデザート全般を製造しております。 ー福島市内で古くから出されている給食デザートはありますか アップルシャーベットです。40年前より変わらない味付けで学校給食にお届けしております。 国産の紅玉に弊社特性のシロップで味付けしたフローズンフルーツです