器というもの

一つの会社の中にいると分かりづらいのだが、独立して様々な人と関わってみると人には能力の差があるのだと感じる。

会社というのはある意味、同じレベルの均一化された能力が集められた集団なので、その中に長年閉じ込められていると分かりづらい。

「人の能力に大差はない。」と耳にすることがあり、以前は納得していたのだが今は肌感覚で違うかなと思っている。人の能力はかなりバラつきがあり多様性がある。

このあたりの話を変に突き詰めていくと、境界知能とか優生思想とかセンシティブな話になるのだが、器という言葉をつかうとオブラートに包まれて良い感じになる。

明らかに器に見合わない仕事をさせられて苦しんでいる人を見た。周りから叱咤され本人は「頑張ります!」と言って身を削って頑張っていた。

それ以降、「人の能力に大差はない。」
頑張ればなんとかなる。
という考えは改めた。

器の大きさや、形状の違いを認めたうえで、それを活かせる環境に身を置くべきだなと考えるようになったのである。

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