ある日の日記より。夫のボーナス支給日。

6月某日。曇り時々雨。

肌寒いかと思えば外に出るとジメジメとして蒸し暑かった。
そして今日はとにかく体が怠くて眠かった。
今こうして日記を書いていても瞼が重い。
今日は夫にささやかながらボーナスが支給された。
毎日面白くない顔をして仕事へ行き、夜になれば眉間に皺を寄せ不機嫌な顔をして帰って来る。今日はようやく報われた気持ちを味わっていただろうと思う。(いつもより機嫌が良かった)
去年のボーナスは旅行やら車検やらにほとんど使ってしまった。
だから今回は大方を貯金に回したいと思う。
お金の増やし方などよくわからないから、ただそのまま預金口座へ入れるだけなのだが。
お金そのものも貯金すること(老後に備えてとか)ももちろん大事だと思うが、それに縛れたくないとも思う。
虹の彼方に行けても、そこに今日のボーナスと同じくらいのお金があるとは限らない。
でもお金以外の何かがあるようなないような.......
虹の彼方へ行きたいような、でも行かない方がいいような.......
そんなことを暫く考えていた。
お金に縛られたくないと言いながら、もう既にがっちり縛られているような気がしてきた。
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