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細かすぎて伝わらない数学やっている人あるある選手権

数学をやっている人あるあるを独断と偏見でテンポよく紹介します。

➀「実はここで選択公理を使っているんです」に湧きがち

選択公理自体は直感的に「当たり前」のように思える公理の1つです。
しかし公理ですので、「認めた」上で議論すべきことはきちんと使っていることを確認する必要があります。
選択公理は「無限個」と関係が密接な公理ですから、登場機会が多く「また登場した!」のようなお約束のような意味で講義やセミナーで盛り上がることが多いイメージです。

②「0を自然数に入れるかどうか」で熱い議論をしているように見せかけてどっちでも良いと思いがち

高校で学ぶ数学までは「自然数は1以上の整数」とされていますが、大学で学ぶ数学では分野により「0も自然数」とする"流派"が出てきます。
0を自然数に入れる理由は種々ありますが、「0を自然数に入れておくと記述上都合がよいから」というものもあります。
そういった理由から、あまりこだわりなく「この本では0を自然数に入れるんだなあ」程度で受け入れられるのかもしれません。

③お金の計算頼まれがち、頼まれたら「計算は得意じゃない」と答えがち

四則計算はもちろん微分や積分も分野によってはまともに計算することがなかったりします。
そのため、「普段やっているから計算が早い」ということはあまりありません。

④日々証明に追われがち

大学生の途中からセミナーという形式で毎週のように読み進めている本や論文、そして研究の進捗を生み出さなければならないのが数学をやる人の宿命です。

⑤夢で証明しがち、目が覚めたら夢での証明が間違っていると気づきがち

④と関連して進捗を生み出すために日頃から数学を考えていると当然のように数学が夢に出てきます。そこで証明の進捗が進むこともあります。しかし、そもそもの前提が崩れているなど、証明が破綻していることも少なくありません。

⑥悩んでいた問題が解決したら浸るまでもなく新しい疑問が湧きがち

人の欲望に際限がないように、数学にも際限がありません。一つ課題を解決すると視界が開けて新しい課題が見えてきます。その結果、どんどん疑問は出てきます。ただ、数学をやっている人にとってはそれも楽しみの一つなのかもしれません。

さいごに


他にもあればぜひぜひ教えてください!
それでは良いお年をお迎えください。


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