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XR空間を考える

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来たるべきパラレルリアルの世界へ向けて,XR空間について考える. 主として建築を参照しつつ新しく生まれつつある空間への思考を深化させるための断片記noteです.気になった方はまず…
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#イベントレポ

【メモ】「AR/VR/MR最新動向がわかる CES2020報告会」

今週,開催されたCES2020の報告会についてメモまとめましたので,よければどうぞ〜. ※個人的なメモなので,誤解・間違いがあった場合はご指摘ください. 聞いてきたのはこんなイベント登壇者 西田宗千佳氏(以下,西) 近藤"GOROman"義仁氏(以下,GOROman) 諸星一行氏(以下,ikkou) モデレーター:久保田瞬氏(以下,久) 敬称略で失礼します...! ハッシュタグは #txm_event CESって? 世界最大規模のコンシューマーテクノロジーイベント 参加

VRAA01に携わりました

こんばんは。 FUKUKOZYです。 本記事はxRArchiアドベントカレンダーの4日目の記事として投稿します。 前回は龍 lileaさんによる「Reality Capture エラーと対策」でした。 xRArchiについては、もう説明は必要ないですよね。 「え?知らないよ!」 って方はこちらの記事で少し触れていますので、ぜひご覧ください。 さて、上記記事の続編として2019年は「VRAA01」というイベントを行い、運営に関わりました。その私的なまとめを今年の振り

バーチャルマーケット3の思い出─空間構成について

バーチャル空間上展示即売会「バーチャルマーケット3」が9/30で終わりましたね。 普段、VRChatはひとりでワールド黙々と巡っている僕は今回も自分のインスタンスに閉じこもって黙々と回っていましたが、非常に楽しかったです。黙々と回っていると、より一層ワールドの空間構成などに目がいきます。 そのあたりはいろいろ議論があったようですが、ロジカルに組み立てられていることが明かされたりと、ちゃんと思想が持ってつくられたことが表明されています。 こういうワールドがつくられるのはとて

建築の3次元デジタルアーカイブの未来はどこへ?─『旧都城市民会館』3DDAトークセッションレポート

菊竹建築設計事務所によって設計され,1966年に竣工した都城市民会館. 変わらない部分と社会の変化や技術の発展によって変わっていく設備などの部分を分け,屋根は部品化された部材を用いて,交換可能なものとして設計されたメタボリズムの思想が取り込まれた建築である. 鉄筋コンクリートの基壇の上に鉄骨屋根架構が載る特徴的な形態を持ち,まるで昆虫のような独特な姿が印象的だ. 旧都城市民会館の「残る部分」 竣工してすぐに掲載された建築専門誌『新建築』の解説で,菊竹氏は「残る部分」につ

「ゲームのような建築/建築のようなゲーム」ログ

先日,下記のイベントを聞いてきたのでログをば.予想のつかない展開になってなかなかスリリングなイベントでした. 断片的で主観的解釈のメモとなっておりますので,ご留意を. 前提『ゲンロン8(特集:ゲームの時代)』で井上明人さんが書かれた論考「ゲームはどのように社会の問題となるのか」から. 同じく井上さんが書かれた『ゲーミフィケーション』から,ゲームと建築や都市についてのつくりかた・考え方と共通するものがあるのではないか?と. そこで青木淳さんの『はらっぱと遊園地』を補助線と

「デジタル・コンストラクションが変える建築デザイン」講演メモ

2018年9月までRMIT、ETH、UCLA、MITなど、世界各地の大学・研究機関に滞在し感じた世界のデジタルなデザインとロボティクスに関する研究と実践および教育の潮流について報告する。 慶應義塾大学教授の池田靖史さんがサバティカル期間中に訪れた先(10ヶ国52の都市と45の大学を調査訪問)で得た世界のデジタル(主にロボティクス)実践を報告する会に参加してきたので,メモ. 池田さんがシェアしてくれているリンク集ですべて公開されているので,気になる方はリンク先を参照してくだ