Don’t Buy This Jacket(このジャケットを買わないで)
こんにちは、フクコトバのRYOです!
みなさん、早速ですがこの広告を見た事がありますか?
〜patagoniaの「Don’t Buy This Jacket」広告〜
これは2011年11月25日のブラックフライデーに合わせて、ニューヨーク・タイムス紙に掲載されたpatagoniaの広告です。
patagoniaのジャケットの写真の上には、
大きく
「Don’t Buy This Jacket(このジャケットを買わないで)」
と書かれています。
わざわざニューヨークタイムズに高い広告費を使って、
「自社商品を買わないで」とpatagoniaは訴えました。
実は、このpatagoniaのジャケットができるまでにどれだけの環境コストがかかっているのかを、この広告で示したかったのです。
少々過激な広告ではありますが、結果的にはこの製品もpatagoniaの売り上げも増加しました。
patagoniaは自社ホームページでこのように言っています。
「ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する」というのが私たちのミッションの一部です。
〜バーガーキングの腐るバーガーCM〜
似たような広告に、バーガーキングのCMがあります↓
これはバーガーキングが2020年に出したCMで、ライバルチェーンのマクドナルドに対抗したCMと言われています。
内容は、バーガーキングの看板商品「ワッパー」が日が経つごとに腐っていき、カビが生えるというCM。
合成添加物を大量に使っているマクドナルドのハンバーガーを皮肉る形で、人工保存料などの添加物をメニューから一掃することをアピールしたものです。
これも過激なCMですが、消費者の心には響き、大きな反響を呼びました。
〜ビジョンに誠実になり、信頼を得る〜
2つに共通することは、確かなビジョンと信念を持ってビジネスをしているということだと思います。
それが結果的に、消費者の信頼感に結びつき、売り上げ増加にも繋がっています。
多くの企業やブランドが自社の良い面だけをアピールしている中で、
この様に本当にビジョンに誠実に取り組んでいるブランドはそれを逆手にとって、消費者の信頼をより獲得しています。
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