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こんばんは。えいヒレです。


ふと、私の大好きなお店の店主さんが、

「卸売りの会社の方々や、ブランドの方々と育て合いができないと、これから私たちのような販売員は消えていくかもしれませんね。」

という言葉を思い出したので、今回は育て合いについてを考えてみました。


私が日々の心理療法を行なっている上で、クライエントさんの成長を感じることが日々あります。恐らく、主観的に見るとほんの僅かな変化なので、クライエントさん本人は気づいてないことが多いです。


この僅かな変化を感じる時が心理臨床をやってて良かったと思う瞬間です。一生懸命頑張ってるんだなあと、私ももっと頑張らないとと影響を受けています。


いわゆる、相互作用ですよね。片方が変化することによって、もう片方にも変化が及ぶと言えばいいのか。人は1人では生きていけないという裏付けにもなるのではと個人的に思っています。


この相互作用、ここでは“育て合い”と言いたいのですが、これは、どの職場、環境でも通用する考えなのですが、服屋さんにも大きな意味合いを持つのではないかと思うのです。


例えば、ある服屋さんがあるとします。その服屋さんには服が売られていて、店主さんがいます。

店主さんはお客さんのことを考えて服のセレクトをしていますが、ただ単にデザイナーさんが作った服を選んでいるわけではありません。お客さんと直接お会いしているので、現場の生の声を届けることもしています。


ブランドも売れなければ、存続をすることはできなく、ある程度のニーズに応える必要は最低限あると思います。(いくら顧客がついていようと)

メンズに向けた服のシーズンカラーがピンクであるとすれば、偏見もあるかもしれませんが、購入する方は減るのではと考えられます。(私の好きなブランドもシーズンカラーがピンクの時があり、持っているアイテムに合わせるのが難しく購入には至りませんでした。)


お客さんがどういうものを求めているのか等を店主さんはブランド側に届けることができます。

その声は厳しい声でもあり、ブランド側にはいい迷惑なのかも知れません。


ただ、その声がなければ、ブランド側は自分の好きなものは作れますが、独りよがりな服作りになってしまうのではないかと思うのです。

それは作品であり、服ではないような気もします。

ブランドの一番のファンである店主さんの声や、お客さんたちの声を無視して服を作り続けてしまうと、自慰行為に繋がりかねないのではないでしょうか。(それを良しとするファンもいるので、一概には言えませんが)

話が徐々にズレてきたかもしれません・・・。
デザイナーの作る服をそのまま販売することだけでも、意味はあるとは思うのですが、やはり、一番大事にしないといけないのは買ってくれるお客さんであると、私は思っています。


デザイナーの想いと対立することになっても、店主さんは、お客さんの生の声を届ける必要があると思います。


そういった声を届けられる人、その生の声をしっかりと受け止めて、服作りを再度考え直す人らが、今後もずっと残っていくのかもしれません。


なんだか、今回も上手くまとめられそうにありません。

自分で書いていて、販売員って難しい仕事だなと改めて思いました。

あれ、育て合いってなんだ・・・???

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