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データ思考が学べる映画

お疲れ様です。T山です。

今回も前回同様、映画紹介Noteです。今回はビジネスマンが見ると日々の業務に役立つ?かもしれない映画を、ご紹介します!

統計学で野球に勝利?

『マネーボール』

この映画は、メジャーリーグの弱小かつ資金力が乏しい球団のオークランドアスレチックスを、ブラッド・ピット演じる敏腕GMビリー・ビーンが、統計学を基にしたデータ分析手法「セイバーマトリックス」を用い、オークランドアスレチックスをプレーオフ常連の強豪球団に生まれ変わらせ、野球界に革命を起こした実話の映画化です。

この映画の舞台である2020年代初頭のメジャーリーグでは、資金力がある球団が資金力を盾に高年棒の選手を多数獲得し、球団の資金力=球団の強さ、、と言っても過言ではない時代でした。

そんな中で、高年棒の選手を獲得する資金力がないオークランドアスレチックスのビリービーンGMが勝利するために取り入れたのが「セイバーマトリックス」です。

セイバーマトリックスとは、野球において、数値データを統計学的見地から客観的に分析し、選手の評価や戦略を考える分析手法です。

この数値の中でビリーは、「アウトにならなければ試合は終わらない」という考えの基「出塁率」=つまりどれだけ選手がアウトになりづらいか?だけに着目し、「塁には出るが太っている」「4球ばかりで塁に出ている」など他の球団では見向きもされない、それ故に年棒が安い選手を大量に獲得していきました。

そしてそのデータ分析の正しさが裏打ちされるかのように、オークランドアスレチックスはシーズン20連勝を達成します。さらに映画では描かれていませんが、その後オークランドアスレチックスは2001年、2002年と2年連続でシーズン100勝を達成。2002年には年俸総額1位のニューヨーク・ヤンキースの1/3程度の年俸総額ながらも全30球団中最高勝率・最多勝利数を記録したそうです。

正直、自分は野球には一切興味がないのですが、この映画はめちゃくちゃ面白く感じ、またビジネスマンにとっても見習うべき点がとってもある映画だと思いました。下記に、面白い/見習えると感じたポイントを下記に書きます

①数字の「どこを見るか?」が最も重要
よく「数字は裏切らない」などデータに基づいた分析を行うことが重要、、とされていますが、この映画ではそのデータの「どの部分を見るか?」の重要性に気付かせてくれます。
この映画では「出塁率」という、野球でいう守備率や打点、ホームラン数などいわゆるわかりやすい数値を見るのではなく、目的から逆算した数字を目標値として置いており、それを徹底することで成果をだしています。

自分のやっているSNSの仕事でも「フォロワー数」や「ENG数」など、目的から逆算せずにわかりやすい数字だけに目を奪われたりすることがあるので、この「どこを見るのか?」の視点の重要さは意識していきたいと思いました。

②信じた内容を貫き通す(根拠も大事)
劇中で主人公が提唱した「セイバーマトリックス」は、これまで選手のスター性など、定性的で勘で頼っていた部分を完全に数値に移行する、、という全く新しい理論なので、旧来の球団幹部などに猛反発に合うことになり、その模様も映画では描かれています。

ただ、主人公ビリーはその反発もなんのその、信じた理論を最後まで信じ、チームを成功に導きます。きちんとした理論とデータを裏付けにしながらも自分を信じる姿勢とその胆力には、「真似したい」と思えます。

まぁ、こういった学びを全く考えなくても、普通に勉強になるしブラピもカッコいい面白い映画なので、ぜひ見ていただければ嬉しいです!




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