短編小説「リア充爆発しろ」

「リア充爆発しろ」
本気でそう思っていた時期があった。
願い事をする機会さえあれば、「どこの誰でもいい、過去でも未来でもいい……。リア充1組でも爆発してくれ……。」
そう思っていた。

「爆発しないかな〜」

道端の中睦まじいカップルを見つめ、そう呟いた日から2年が経った。

今僕には彼女がいる。毎日が楽しい。

しかも今日は初デートだ。待ち合わせは10時。遅刻しちゃいけないよな。よし、待ち合わせには早めに行っておくか。

いや〜!楽しいな〜!!リア充最高!!!!!

——————————————————

ニュースキャスター「今日未明、ハチ公前にて謎の爆発が起こりました。情報によると、立っていた男性が突然爆発したとのこと……ですが、幸いにも男性以外に死傷者は出ませんでした。男性は救急搬送されましたが……」


#小説 #短編小説

ちょっとあとがき

久々の短編小説なのでなんかどうしてもネタっぽいな〜(笑)出オチ(笑)
まぁ、この小説で1番伝わりそうなのは、“”因果応報“”ってことですかね…。

記事を最後まで読んで頂き、ありがとうございます! サポートでいただいたエネルギーは生き延びるために使わせて頂きます。