アラフォーのサッカー未経験者が「JFA公認D級コーチライセンス」を取得した話
私は小中と野球をやっていましたが、一度もサッカーチームに所属した経験はありません。そんな私がなぜコーチライセンスを取得しようと思ったのか。きっかけは、今年小学校一年生になった次男がサッカーの少年団に入団したことでした。その上で、
サッカーをより楽しんでもらうためには親としてどういったサポートをしてあげるべきか
少年団での練習内容がどういった意図でどんな効果があるのか理解したい
を満たすために、体系的に学ぶ方法はないかと考え調べた結果たどり着いた結論が「JFA公認D級コーチライセンス」の取得でした。
本noteでは、一経験談として、特に同じような境遇の方に少しでも参考になる情報が提供できればと思います!
1. 準備
参考までに、私が当日までにした準備を紹介します。
(それぞれの項目に必須のものは★、任意のものは▲でマークしました)
1-1. 申し込み ★
ざっくりとした流れは以下の通りです。
JFAのIDを作る
講習会・研修会申込みページよりD級コーチライセンスに申し込む
受講料の支払い(青森県は13,000円でした)
締切日を過ぎたタイミングで当日の案内とともに履歴書の提出を求められるので、案内に従って履歴書を提出する
1-2. 用具 ★
スパイク(トレーニングシューズでもNGではないが、グラウンドコンディションによって転びやすいそうなのでスパイク推奨だそうです)
サッカーボール(5号級推奨)
スポーツしやすい服
筆記用具
水筒
着替え(汗もそうですが、天候不良対策としてもあったほうが良いです)
1-3. ルール ▲
特に案内はないのですが、基本的なサッカーのルールを理解していることがこの講習に取り組むための前提となります。私自身は、ゲームや漫画を通じて基本的なルールをある程度理解していましたが、念のためYoutubeなどで一度ルールをおさらいしました。
もし、サッカーのルールがまったくわからないという方がいらっしゃるなら、講習を受ける前にルールを学んでおくことを強く推奨します。それにより、よりスムーズに講習に参加することができ、深く理解することも可能になると思います。
1-4. 体力 ▲
私は普段運動習慣がないため、講習の申し込み後、当日までの約3週間を使って体力作りに励みました。具体的には、仕事の前にロードバイクで約15km走るという日課を設けました。振り返ってみて、これは正解だったと感じています。
なぜなら、この講習は2日間にわたり、講義と実技の両方が含まれています。特に実技は、1日あたり2時間行われます。つまり、少なくとも1日2時間のサッカーをこなせる体力が必要ということになります。
体力作りの方法は個々のライフスタイルや体質により異なると思います。体力面に自信がない方に対しては、講習に臨む前の準備として自分にあった方法で体力をつけることを強くオススメします!
1-5. ドリブル ▲
noteクリエイターでもあるドリブルデザイナーの岡部さんが紹介していたダブルタッチを思い出して、仕事の合間やオフのときに練習してました。
ダブルタッチが上手くなったかと言われると怪しいですが、ボールタッチに慣れるという意味ではやっておいてよかったなと思っています。
ブルーロック/アオアシ世代には伝わらないかもしれないですが、ボールと友達になることが大事の精神です。
2. 当日のプロセス
講習は2日間を要し、講義/実技/筆記試験の3構成となっています。講習の内容は主催する県により微妙に異なるかもしれませんが、講義の一部ではグループワークも行われました。
筆記試験については、講義を集中して聞いていれば、合格できる内容だと思います。そして、2日間の講習を無事に完了すると、修了証を受け取ることができます。
ただし、この修了証はあくまで講習を終了した証明であって、コーチライセンスが付与されるわけではありません。筆記試験の合格通知が後日送られてきて、その合格がライセンス取得の資格を得るための前提となります。
筆記試験に合格した直後に、JFA公認D級コーチの登録案内が送られてきます。これに従って、3,000円の登録料と共に登録手続きを行う必要があります。全ての手続きが完了した時点で、晴れてライセンス取得となります。
ちなみに、筆記試験に合格したにも関わらず、登録手続きを忘れてしまい、ライセンスを取得できなかったケースも存在するようなので要注意です。
3. ライセンス取得で得たこと
グループワークでご一緒した参加者の方に雑談がてらに動機を聞いたところ、「近い将来にコーチとして活躍したい」「すでにコーチとして活動しているが試合で選手をサポートするためのベンチ入りに必要なライセンスを取得したい」と話している方が大半でした。
私自身はそれらの動機に該当しなかったのですが、この講習を通じて得たものは数え切れないほどあります。主なものを挙げるとすれば、
年齢や体格に適したトレーニング方法の理解
指導する上で必要となる適切なマインドセット
熱中症や死戦期呼吸など、スポーツ中に起こり得るメディカルな症状についての知識
選手自身が問題を判断し、解決する力を育てることの重要性
などが挙げられます。この経験は、私の視野を広げ、サッカーに対する新たな理解はもちろん、日常生活や子育てに必要な知識も養われたと感じています。
4. 結びに
振り返えるとJFA公認D級コーチライセンスの取得は、私にとって新たな挑戦だけでなく、サッカーというスポーツへの理解を深める価値ある経験でした。そして何より、私が子供にとって良い手本となり、彼が成長するためのサポートをする機会を提供してくれました。また、このプロセスでは、子供だけでなく私自身も成長するきっかけとなりました。
サッカーに少しでも興味があって、サッカーをする子供のために何か新しいことを学びたいと考えているなら、コーチライセンスの取得を強くオススメします!未知の世界への一歩は、思っている以上に深い満足感と達成感をもたらしてくれると思います!
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