2022皆既月食 ひとりごつ
昨日の今ごろは、皆既月食でした。
『皆既月食と、惑星食が、同時に起こるのは442年ぶり!』
と、朝からあちこちのテレビで言っていて、
日本中の知るところ。
みんな、
絶対見るぞ!とか
できるならば、ちょっとでも見たいものだ、とか
けっこうな人数の人が、程度の差はあれ心づもりをしていたかもしれません。
始まりの時は、ちょうど車で買い物に出ていました。
あちこちで、空を見上げている人、スマホを空に掲げている人😙。
それで買い物が終わって外へ出ると、やっぱり月を見てしまいます ♪
「あら、もうこんなに欠けたんだ。けっこう早いな。」
婆はその時一人でしたが、
日本中の人が、違う場所から、同時に、おんなじものを見、
だいたいおんなじ様なことを思っているって、何だか楽しいです。
天体イベント、大規模連帯感。
急きょ、飲み会が入った主人、
隣県に住む娘家族、
400km離れて一人暮らしする息子。
子供が小さい頃は、よく一緒に見ていました。
息子のいるところは、天気予報では朝は大雨、夕方は晴れ。
皆な、今回見ているかどうかわかりませんが、多分見ている気がして、
異なった方位から、同時に同じものを見ているかもしれない不思議を
思いました。
テレビなどの映像を通して、生中継しているものを同時に見ることは
いつでも出来ます。
でも、現物、生、リアルをこの目ダイレクトに、日本中のどこからでも、何の媒体も介さず、共に一斉同時に見れるのは、
考えてみると、天体しかありません。
お月さんも
「あれ、なんかあっちの方から、今日はやたら見られている気がする・・・。」
と、熱い視線の気を感じたかもしれません。(笑)
遠距離恋愛さん達など、遠く離れながらも
同じ天体ショーを見ながら、電話で実況、感動を分かち合える時代。
平安時代だったら、五・七・五・七・七で
かの人も、この月を見ていることだろうよ~、と詠んでいる感じでしょうか?
(あれ?平安時代って、事前予測できたっけ?)
さらに、442年ぶり!と言われて、
442年?すごいなぁ・・・、と思っただけでしたが、
そこに『織田信長の時代以来!』が付け加えられると、
がぜん、イメージ、リアル感が違ってきます。
織田信長の時代・・・。
そりゃ、すごいわ。
織田信長も、こんなかんじを見たのかなぁ・・・と、趣もひとしお・・・。
『織田信長フレーズ』を最初に思いつき採用した、マスコミ関係?の方、
あっぱれ!
じゃあ、次は322年後って・・・。
うちらの時代は、どう表現されるか?
うーん・・・。
322年後もパッとわかるであろう、象徴的な単語が出てきません。
まだあと、年末まで1ヶ月半以上あるけど・・・。
空気が生で思いっきり吸えた時代、とかだったらやだね。
あらゆる事が、今よりもっと生き生きと良くなっていますように・・・。
今回は、双眼鏡か望遠鏡があると、天王星が見やすいというテレビ解説で、
なぜか、うちの奥の方に簡易望遠鏡がうずもれてあるはず!
なんでそれがあるのか?、買った記憶がないんですが、
多分、お古をいただいたか、結婚式の引き出物カタログとか?
で、小さな簡易でも、月のクレーターがはっきりと見えたことが、
大人になって初めて見て、びっくりした記憶があって、出そうかと考えていたところで
主人が飲み会になり、あきらめました。
それで、一人で見ていて、
欠け始めの時の、地球の影のライン(線の部分)は、地球のどこなのか?
だって、地上にうつる人影だって、ここが耳、ここが手ってわかるように、
太平洋上のここからここの範囲とか、
この国のこの都市とかわかったら、
あ、今、あの月の上に、地球のその地点をまさに見ているって感じられて、
いいのになー。
そういうのもわかるんでしょうか?
さらに、この時点の、その地球のラインは、どのくらいの長さなのか?
月面上での長さは、何とか計算で出てきそうだけど、(婆は出来ません)
地球の部分で言ったら、何万㎞ぐらいなのか知りたいなと思いました。
知りたいといっても、単に、
「へー、すごい長~い! 東京から、あそこぐらいの距離だわ!」とか
実感して感動したいだけなんですがね。
そして、完全に地球の影にかくれて、赤銅色になった月を見たとき、
「これがほんとの月なんだ・・・、こういう状態、色で、
宇宙にぷかぷか(←ぷかぷかではない💢)浮いてるんだ・・・。」
とつくづく思いました。
明るい月ではないのです。
光る月ではないのです。
本来はこの赤銅色よりもっとトーンダウンした、セメント色の石みたいな塊🌑。
再び月が地球の影から出て、輝き始めた時、
月食が始まった時と、同じ明るさのはずなのに、
「なんか、すっごい明るいっ✴」と、より明るく感じてしまいました。
太陽の光って、凄いんだなー。
いつも見ていたのは、月の光と言えども、月の光ではなく、
太陽の光だったのです、あらためて・・・。
↑ 当たり前のことですが、
あらためて、太陽の光の強さに感じ入りました。
でも太陽光の反射とはいえ、
普段のやわらかい、心おちつく月光も大好きなのです。
買い物から帰ってきて、車で近所の道を通ったら、
顔見知りのご近所さんが、2~3軒、あちらこちらで道路に出てきていて、
空を見てあげていました。
外に出てなくても、そっと窓をあけて、見ている気配のお宅もありました。
婆もずっとは見続けられませんでしたが、
ところどころのポイントの時間、のタイミングで
見える窓から見にいきました。
あなたさまは、
昨日の月食、見ましたか? ☽✶