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保育園受かって、ずっと悲しい

1歳2か月の子を、8月から保育園に入れる。
5・6・7月と落選が続き、全然受かる気配がなかったので、近所の園はあきらめて空きのある4園(全部家から遠い)を希望欄に加えたらまあ引っ掛かった形。

家から遠い園でもいいから入れたい!と思うほど育休継続が辛くなっていたのだし、受かってほっとしたというのが一番だが、それでもさみしさも感じてしまう。

なにしろ、私が子とこんなに多くの時間を一緒に過ごす日々はきっともう来ないのだ。

1日中ふたりで家で過ごす。子はあまり手がかからず、一人で遊んでいる時間が長いのだが、それでも3回ごはんをあげておむつを替えて、たまにぐずったら遊んであげる。
ヒマだから資格の勉強したりしてたけど、それでも一番の関心ごとは子どもの日々。

仕事が始まったら、起きてる時間の大半は仕事で占められるので、気持ちの上ではともかく現実的に子どもが一番ではなくなり、きっと感じる成長速度も加速するのだろう。ここまでだってあっという間だったのに、きっともっとあっという間になる。

3歳くらいまでは家で保育したほうが子に良い、みたいな言説を見る。これは私は確信をもって嘘だと思う、なぜなら0歳から保育園に行っていた子でも全然問題なく育っているから。
でも、3歳くらいまでは家で保育したほうが親に良い、可能性はあると思っている。人によるし、私は良い側ではなかったから結局保育園に入れるのだけど。

80年とかある人生の中で、わが子が育つのを間近で、一番の関心ごととして見る時間が、3年くらいあってもいい。だって働く時間は40年とか50年とかあるんだよ。それに対して3年って、ほんのぽっちりじゃないですか。
60歳70歳になったときに「あーもったいなかったな、もっと子といればよかったかもな」って思う、絶対。

そう思いながらも、今の私はその選択を取らない。
労働市場を離れ続ける不安、お金が減っていってしまう不安、夫婦間の不平等感から夫を嫌いになりたくない気持ち、などなどが、もうコップからあふれてしまっている。
だから、子を保育園に入れる。

正直ここで育休を切り上げようが2歳まで育休とって3歳まで専業主婦で家にいようが、まあ、キャリアなんて大して変わらないしお金も減るとはいえ足りるし、物理的にはなんも問題がない。でも気持ちが。私の心がもう無理ですと叫んでおり、それを無視できない。
同じ状況に置かれて、全然平気で3歳、なんなら小学校入るまで家にいるって人もいると思う。私が不安症なのと、家庭の事情などを考えると保育園に入れて仕事をするしかなかっただけだ。

先述の通り子に対しては罪悪感はない、きっと保育園も楽しいし。でも、今の私、未来の私、ほんとうにこれでいいのでしょうか。という迷いはずっとそのへんを漂っている。まーこれはほんと、性格ですね。思い切りの悪さ。

8月に入って慣らし保育が始まれば、きっと切り替えもついて前を向いて進めるだろう。残りの時間を悔いがないように過ごしたい。

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