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排除されてきたロマコメを取り返す 映画『赤と白とロイヤルブルー』

赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)Red, White & Royal Blue
監督 マシュー・ロペス
脚本 マシュー・ロペス テッド・マワラー
原作 ケイシー・マクイストン
出演者 ニコラス・ガリツィン テイラー・ザハール・ペレス


王道っっっっ!!!!



大王道っっっ!!!!

英米は男女のロマンティック・コメディをひたすら量産して
手を替え品を替えタイムリープしてみたり世界を救ってみたりしながら
今ももちろんロマコメというジャンルは継続中。

ただ今作ほどの王道は男女モノではもう無理でしょう。。
あくび4000回しても最後まで観れないと思う。。

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しかしBLなら通用する。



ゲイ映画でやればまだまだ出来ることがある、と。

原作があるにしてもここまで王道にしたのは意図的でしょうね。

プロデューサーのグレッグ・バーランティ。

「バーランティ氏はゴールデンタイムのテレビ番組に同性愛者のキャラクターを導入することの重要性や、
ドーソンズ・クリークの米国ネットワークテレビで初めて男性同士の同性キスを特集することの重要性について多くのインタビューで語っている。」

つまり今まで男女モノに支配されていた世界から排除されてきた
今回で言うと「ロマコメ」を取り返そうとしてるわけですね。

あんたらもずっとやってきたんだから俺らもやるから、と。

***

しかもBL漫画やBL映画がコツコツと積み上げてきたものや
ポリコレとエンタメの融合も上手くなってきたところに
この『赤と白とロイヤルブルー』!

もうちょっと選挙戦のドロドロした感じとかが描かれるのとかと思いきや
しつこいけど本当にただただ「王道」。

***

秘書のザーラも良かったですねえ。
脇役が良いってのもロマコメの王道。

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