これを2000円で観れるのは安い。。映画『哀れなるものたち』
これを2000円で観れるのは安い。
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6000円ですって言われても「…わかりましたよ!」って払いますよ。
それくらいものを観ました。
演技から映像から音楽から美術から、僕が気づかないような何から何まで、目から耳から極上体験でした。
サウンドもほんと良かったんだよな。
美術もホント素晴らしかった。
眼福とはまさにこのこと!
『カリガリ博士』感ありましたね、美術が。
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ただ、ランティモスファンとしてはちょい物足りない。。
前作同様ランティモス監督の中ではかなりわかりやすい。
何をやってるのか何が言いたいのかが常にわかりやすい。
2023年はマーゴット・ロビーが『バービー』を作り、
エマ・ストーンは『哀れなるものたち』を演じた、
っていうくらいにフェミニズム的にも語れる。
が、
主役の女性ベラが一番強く泣き叫ぶのは「格差社会を知った時」です。
語りたいのはフェミニズムだけではなさそう。
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ラストネタバレは以下に。
夫がヤギにされてしまったことについては、、
そこまでしなくても……
男だって戦争に行かされたりして辛いんだから……
とちょっと思ってしまった自分の男脳に気づいたことも含めて面白かった。
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