黒人女優主演映画で13億ドル超絶ヒット!映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
公開2日目に観てました。
書きたいことがあふれて書けなくていつしか忘れてました。。
よくあること。
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❶ヒーローシリーズ(連ドラ)だからこそしれっとすごいじゃん。
だってこれ黒人女優主演のヒーロー映画ですでに10億ドル超えのヒット作なんだぜ!
2016年、キャストがほぼ黒人俳優の『ムーンライト』がアカデミー作品賞受賞。
2017年、黒人女優主演の『ドリーム』が2億ドル近いヒット。
2018年『ブラックパンサー』13億ドルのヒット。
女性ヒーロー映画の
『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』『キャプテンマーベル』『ブラック・ウィドウ』や
アジア人による『クレイジーリッチ』『シャンチー』の大ヒットなどジワジワと積み重ねてきて、
主演俳優の死という悲しい出来事があったとは言え、
ほんとにしれっと何の心配もなく特段の話題にもならず〝黒人女優主演のヒーロー映画〟爆誕なわけです。
しかも大ヒット。すごいこと!
これをTwitterに書いたら
匿名垢から「そう思ってるアンタに差別心があるのでは?」みたいなリプがついて、、
あぁいつの間にやら世界は進んでいたのかと驚きましたよ。
いやぁなんとも素晴らしい。
かっこよかったもんね、レティーシャ・ライトもダナイ・グリラもアンジェラ・バセットも。
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で次に待ち受けるは
アジア人女優単独主演で
A24史上No.1ヒットのミシェル・ヨー主演『EVERYTHING EVERYWHERE ALL AT ONCE』!
❷ヒーローシリーズ(連ドラ)だからこそ?の締まりの悪さ。
全然話が終わってないしまとまってない。
ホントは被差別者同士が力を合わせて差別してくるヤツらと戦った方がいいと思うんだけど、、
往々にして差別されている別集団同士が戦ってしまう……
というのは現実の世界でよく起きる哀しき出来事。。
今作でもそうなっちゃうわけよね。
「そことそこが戦っても。。」という展開。
現実社会を風刺した展開だと言えるし
確か海側の人のセリフにも「ワカンダと戦ってもしょうがない」的なのあったよね。
なかったっけ?ってくらいにハッキリしないので、ちゃんとこれが風刺であることをハッキリさせて欲しかった。
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あとは、ワカンダは科学技術が発達した先進国と呼んでいいほどの国なのに、王様を素手の戦いで決めるんよね。。
先進国っぽくない、、と思うんだけど
ワカンダは伝統を重んじる国でもあるし、
ブラックパンサーはアフリカの話でもあるから、国の発展が〝西洋化〟であってはいけないし、
さらにそもそもワカンダは倫理的にそんなに素晴らしい国ではないんよね。。
同じ黒人が外の世界で苦しんでるのを知りつつ自国だけ隠れて幸せに生きてきた国なわけだし。
で、反省して国際協力をすることを世界に発表したわけだけど、
「ヴィブラニウムを独り占めしててもまぁいいか」って思ってもらえるほどには国際協力をしてるわけではないっぽいですよね。。
ワカンダによっていろんな社会問題が緩和されましたワカンダありがとう!という話はなかったかと。
なので、あのワカンダさえも国としてはそんなに褒められたもんじゃないのは仕方ない。
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で、やはりマーベル映画なので(?)一本の映画を見切った!という快感はない。
連ドラの途中を見せられた感じ。
まぁ事実なんだけど。
マーベルだからこそ成し得たこのレビューの冒頭のエクストリームが実現したわけだからマーベルで良かったとも思うけど、
連ドラだからこそのスッキリしない感はあったなぁ。
どうせこのあとも話が続くから投げっぱなしでもいいやっていうノリがこのシリーズからは感じられて、基本的には苦手。。
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