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5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生

実話なんですね〜。。

信じられない。。
ご本人はサリヤ・カハヴァッテという方で、現在はビジネスコーチとして働いているとのこと。

実話なので、キレイキレイな感動ストーリーに収まっていないところがすごくいいです。
お父さんとの確執の顛末とか夜も寝ずに働くところでの…とか……、脚本段階でキレイにまとめることはできただろうに、それを残すことで絵本のような世界にせず1人の青年の苦悩と挑戦の物語になってました。

『5パーセントの奇跡』四コマ映画→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=1907

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「視力を失っていることを隠してサービス業をする」

ことがどうやって実現できるものなのか、が一つの見どころですね。

テンポよくコメディタッチで描いていて面白いです。

主演はコスティア・ウルマンというイケメン俳優。
この人の誠実さやまっすぐさが嫌味がないのがこの映画の核ですね。
この役のキャラクターってものすごく難しかったと思います。

で、この真面目&誠実男の対をなす存在として、彼を支えるチャラ男(マックス)を配置するのがこれまた上手い!このマックスを演じる俳優さんの芝居も上手い!

宿敵(?)の鬼教官もいい。憎たらしいんだけど仕事はプロフェッショナル。こういう人が壁としてたちはだかってくれることで、仕事の現場のテンションは上がるし、映画としてのカタルシスも増します。

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近年のヨーロッパ映画で無視できない難民問題もきっちりと。

これが今のヨーロッパの現状であることと同時に、誰でもある種の生きづらさは抱えているという示唆にもなっている。

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全体的にはポップなコメディ映画ですが、「夢を諦めない」どころではない、「人間の可能性を狭めない」というメッセージを感じました。

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【あらすじ】

高校生の時に視力を失って、5%くらいしか見えなくなってしまった(ぼやけて見える)青年サリヤの物語。

医者や教師からは盲学校を勧められたが拒否。
もともとそんなに勉強ができるわけではなかったけど、負けん気が強くて猛勉強して大学に入学。

「ホテルマンになりたい」という夢を叶えるために「目が見えないことを隠して」面接を受けて研修生として働けることに!
しかし…!


『5パーセントの奇跡』四コマ映画→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=1907

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