ほぼ密室劇なんですよね。
メインの登場人物も3人しかいない。リアも写真だけだし…。
原作は舞台『La pluma es más fuerte que la espada』(2016)で、これを書いた劇作家のフアン・ビジョーロ自身が映画用に脚本を書いた、と。
正直もうちょっと社会情勢とかリアルな外の世界の様子も映して欲しかったんですけど、まぁこれは敢えてなのかな…。
編集者3人の一方的なセリフからしか政治状況がわからないんだけど、おそらくそうやってわざと〝閉じた世界〟を作って、作家が〝書くこと〟でその閉じた界を壊していこうとする構造を作ったのでしょう。
後半は結構なグロ描写が続くんですが…、
編集はリズミカルですしラストの切れ味も僕は好きです。