10:「北陸財務局に対する提言」を北陸財務局と金融庁へ発送いたしました。
私たち福井銀行・福邦銀行の経営改善を求める会(被害者の会)は、「北陸財務局に対する提言」を、北陸財務局の局長 三原 健氏と、金融監督第一課、また金融庁へ発送いたしました。
北陸財務局に対する提言
<中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針>
Ⅰ 基本的考え方 Ⅰ-1 金融検査・監督に関する基本的考え方
(1)金融検査・監督の目的は、信用を維持し、預金者等の保護を確保するとともに金融の円滑を図るため、銀行の業務の健全かつ適切な運営を期し、もって国民経済の健全な発展に資することにある(銀行法(以下「法」という。)第1条参照)。
・上記は監督指針の有名な冒頭の文言である。預金者等には当然株主は含まれると考えるがいかがか。今回の経営統合(株式交換・合併)では明らかに福邦の株主は 不利益を被ると考えるが、当局の見解はいかがか。
・福井、福邦の株式交換比率を当局はいつどのような報告をもって認めたのか。
・福邦の 2 期連続大幅赤字は合併比率に伴う悪意ある決算操作
にしか見えないが、当局としての見解はどうか。
福邦の株式は非上場であるため善意ある株主は時価情報すら把握できず、当然銀行側から決算報告等の機会におおよその時価情報を提供するのが銀行としての必要最低 の責務と考えるが、福邦がそのようなアクションをしたことは見聞きしたことが ない。この点における当局の見解はいかがか。
・さらに以前は
福井新聞に福邦の株価が気配値として定期的に掲載されていたが、 いつからどのような経緯で掲載されなくなったのか。
これらは株主に対する株価情報隠ぺい工作としか思えないが、当局はこのことについて報告を受けていたのか。
・H18 年当時に福洋商事の株を無許可で福邦の行員が顧客に売りさばき、
その問題が現在露呈していると考えるが、当局として当時福邦にどういった指導をしていたのか。そもそも、
銀行法違反という重大な罪【 証券外務員資格・特別会員・生株を支店に売らせていた。おじいちゃん・おばあちゃんに「定期預金よりも金利が良い。いつでも 買い戻す。」】
の責任は誰がどうとったのか。当時マスコミにも公 表 されなかったが、この時本株式売買を無効としていたら、善意の第三者が株を保有することもなく、 現在のような禍根は残らなかったのではないか。このことは現経営陣も知るところであり、現経営陣が経営責任をとるべきだと考えるが、当局の見解はいかがか。
・営業体制を全国初ツーブランドでやると株主、顧客、行員に大々的に発信しておき
ながら、3 年もたたないうちにワンブランドにするという方針の大転換は株主、顧客、 行員を馬鹿にしたものにしか見えない。そもそも経営が極度に破綻していた福邦の 救済合併であるのは当初からわかっていたことではないか。その経緯の説明責任を 両行の経営陣に問うべきであり、方針が 180 度変更したならば当然当事者であった 経営陣は退陣すべきである。これらについて当局はどういった経緯で容認したのか。
・他にも
行員の酒気帯び運転問題にかかる不当解雇、顧客情報流出の隠ぺい、未来ある 行員のパワハラによる自殺(色々な行員からヒアリング等再調査すべき大きな問題)
など当局はどのような報告を受けていたのか。
以上は両行の杜撰なガバナンス体制に起因した現在露呈している問題の一部と考える が、監督責任者としての当局のお考えをお示しいただきたい。
他にも皆様のご意見などございましたら、下記メールアドレスまでご連絡おまちしております。
ー 福井銀行・福邦銀行の経営改善を求める会(被害者の会) ー
info@fukui-bank-kaizen.com