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疾患を予防するための知識

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本日は疾患予防をするために必要な知識について勉強していきたいと思います。

以前最期まで健康な人生を送るにはという題で予防について勉強しました。

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この表でもわかるように、以前書いた、認知症、脳卒中、高齢による衰弱、転倒・骨折、関節疾患というのがやはり多いことがわかります。

その他の要因としては、心疾患や呼吸器疾患、パーキンソン病などの難病などが続きます。

ここでいう関節疾患とは、変形性膝関節症やそれに伴う手術なども含まれていると想像できます。その場合杖や長距離の移動は難しくなるが、日常生活は障害される可能性が低いため、要支援ということなのだと思われます。

逆に脳卒中や骨折・転倒などはやはり寝たきりや介護の必要性が高くなるため要介護で多くなっていると思われます。

そのため健康寿命を長くする、あるいは死ぬまで元気で自分のことは自分でしたいという願望がある場合、これらの疾患を予防するということが必要になります。

しかし、すべてが当てはまる訳ではなく、あくまでも介護が必要になる可能性が高い疾患が列挙されているだけです。

問題はこれらの疾患の中で自分が気を付けなければならないものは何か。
そしてこれらの中で、何に重点をおいて予防するかということです。

例えば脳梗塞や心筋梗塞であれば、動脈硬化が原因となることが多いです。
動脈硬化を引き起こす疾患は糖尿病、高血圧、脂質異常症などがあります。
つまり健診や診察においてこれらの可能性が高いと指摘された方や診断を受けている方はこれらの治療を優先するべきと考えられます。

また転倒や骨折に関しては、骨密度や筋肉量などの検査で指摘された方などが気を付けるべきかもしれません。

つまり健診や診察を通じて、自身の弱い部分や気にしておくべき点を把握することが大切です。

関節疾患などであれば、痛みやしびれなどの症状によって活動量が減少し、その結果筋肉量や筋力が低下するという悪循環になることもあります。
また独居や孤立、孤食などの環境により不安になったり、社会との関わりなどが減少して、日常生活に悪影響を及ぼすこともあります。

精神状態の維持も重要な因子です。


年齢と共に弱る、衰えるのは当たり前です。
しかし自然な衰えと防ぐことができる衰えは違います。
防ぐことができる衰えは、医療や介護の力、健診や住民サービスなどを利用すれば、見つけ出し対処することができます。

今では一般的になりつつありますが、歯科検診などがいい例かもしれません。
歯の病気をできるだけ早く見つける。早く見つけることで早く対処をする。早く対処をすることで機能を落とすことなく治すことができる。

筋肉や骨、血管、脳、心臓、がんも同じです。


早く見つけ、対処することがいかに大事かはさまざまなところで発信されています。

ふくいクリニックとしては、循環器疾患、腎臓疾患をはじめとした内科疾患の予防。サルコペニアやフレイルといった心身の虚弱の予防。脳梗塞や心筋梗塞などの血管に関する病気の予防。骨粗しょう症や認知症などの予防を中心として、要支援、要介護状態へと移行しにくい環境作りをサポートしていきたいと思っております。

大きい病院に行かなくても、地域のクリニックでできることはたくさんあります。
まずは自身の体の状態について関心を持ち、自身で治し、予防していくという意識を大切にしていきましょう。


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