生徒「日本は社畜養成教育だから…」

先日の放課後、少し生徒と雑談をしておりました。

テーマはどうやってお金を稼ぐのか。

進路指導とも相まって、なかなかおもしろい展開に発展していきました。

そんな中で、生徒から出てきた発言が

「日本の学校って社畜になるための教育しかしていないじゃないですかー」

と。

おお、どこかのツイッターで見たような発言だな、と思いながら、聞いていました。

まぁ、これには賛否両論あるとは思うんですよね。

ある程度、きちんとまとまって教育をしているからいいこともあるんだと思います。

例えば、識字率の高さとか。

あと同僚が言っていたのは、高校レベルの数学教育とかだと圧倒的に日本の方が上なんだそうだ。

海外は積極的に習熟度なんかを取り入れていて、2年生で分数の学習を経験した自分なんかは、学校に依るんじゃないか、とも思ってしまうんですけれど。

ただ、お金についての教育を日本でしているのか、という点では、確かにできていないんだろうな、と思う。

ある意味ではとても大切なことだと思う。

別にチャートの見方とか、そういうテクニカルな分析とかそういうのは必要ないと思うが。

お金の流れ、仕組み、世の中の動き、そういうものを考えるのは必要だと思います。

ニュースの取り上げ方とか、ある意味では担任次第のところもあると思います。

朝と帰りのホームルーム活動でちょっと触れるか触れないか、というような。

未だに進路希望調査にデイトレーダーと書いてくる生徒がいるんですよね。

流石に石油王とか不動産王とかはいないんですけれど(笑)

今年、久しぶりに投資をしていて思うのは、ちゃんと勉強しないといけないということ。

当たり前なんですけれど、お金の流れにだって理由はちゃんとある。

そこにどう乗っかれるかが結局利益に直結する。

そう考えると、やっぱり勉強して、できる限りリアルタイムで情報を掴んで、というのはとても大切。

そしていつ売るのか、いつ買うのか、というような葛藤と戦わなければいけないのも実は精神的にストレスだったりする。

私の先輩も、某メガバンクで他人のお金を預かって増やして返す、ということを生業としている人がいるけれども、とてもつらそうだ。

人から預かっているお金だと思うとなおのこと。

FRB議長の演説をリアルタイムで聞くために夜中まで起きていることもある、というような話もしていました。

どういう人がこういう仕事に向いているんでしょうかね。

後輩にはお金が好きすぎて銀行で働くという判断をした子もいましたが。

しかもメガバンクからメガバンクへ転職もするという。

さて、話はだいぶ逸れてしまいましたが、日本という国でのお金の教育。

どういうレベルなら実現可能で許されるんでしょうか。

昔、若い頃にな、ジ◎ラルタ生命っていうのが学校に出入りしていてな、面白そうだから話だけ聞いてたんだけど、こういう理由で断ったんだ、みたいな話はありなんですかね。

なし崩し的に契約してしまったのか、率先して契約したのか、自分で判断して契約しなかったのか、わからないから契約しなかったのか。

いろんな人がいると思いますが、「わからない」というのはこれからの時代あまり良くないのかもしれないな、と思う今日このごろです。

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