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問題解決するためには、「論点整理」と「仮説設定」のプロセスが重要。(その組み合わせ関係を改変していく)

1.エピソード

コンサルタントが提示した解決策案に対して、クライアントが反論してくる場合もあるようです。
そのようなとき出来の良いコンサルタントは、食い違いこそチャンスと考える。自分の考えた提案を守るスタンスに入らずに、ひたすらオープンに聞く。そうすると論点がクリアになってくる。
クライアント自身も問題の論点なり問題の源となっている部分が何なのかもともと分かっていなかったりする。
ところがオープンに聞くことで、クライアントが何気なく言った言葉がコンサルタントのアンテナに引っかかり、それがヒントなり、それ自体が本来の論点であったりする場合もあるようです。

と、いきなりエピソードをこのブログでは展開しました。

2.論点思考のプロセス

問題解決のための論点思考のプロセスは、以下の流れでした。
①問題解決するにはまず論点を整理し設定する。
論点整理自体が、問題解決の前段階としての準備。
②それに対して問題解決のための方策として仮の答え・仮説を立てる。
③その仮の答えをもとにして思考する・アプローチを行っていく。論点整理が横糸だとすれば仮設アプローチが縦糸。縦糸と横糸を擦り合わせる。
④仮説が間違っていたり、あるいは建てた論点自体が間違っていることがわかって、元に戻って論点整理したりする。
⑤それの繰り返し。

先のエピソードは、その繰り返しの中でクライアントにも入っていただくということですね。

3.論点整理手法

その論点を整理して探り当てる方法も、
一つはロングリストといって思いつくままに箇条書きに書いていく。そのいくつかの箇条書きしたものをグルーピングしながら絞り込んでいってショートリストを作っていく。

また別な方法では、思いつくままに単語・語句を平面に散りばめて書き込む。その次にそれぞれの単語語句を関連性を付ける。因果関係だとか大中小の大きさごととか。
の二つが例示されていました。

4.まとめ

①問題解決するにはまず論点を整理し設定する。論点整理設定は問題解決のプロセスの最上流。
②仮説を設定建てして
③検証する
④関係者を巻き込んで、上記の論点整理・仮説設定・検証を繰り返すことが効果的

【 読書アウトプット 『論点思考  BCG 流問題設定の技術』内田和成著 2010年2月発行 】


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