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社会科嫌いの子供に見てほしい1300ページもある本がめちゃめちゃ面白い

本が届いた

むかし友人の家で見せてもらった本で、めちゃめちゃ面白かった本があったので取り寄せた。

子ども達に読ませたいというよりは、自分が読みたかっただけ。

あれ?塾に置いても面白いかもと思い始めたので書きました。

この本は、1900年~1987年までを1ヶ月ごとの記録を新聞風に描いているもの。

※20世紀に1900年は含まれないじゃないか!という人へ
当時は世紀があまり正確ではなかったそうです。

歴史に生活感が生まれる。

私が気に入っているのは、歴史に生活感があるところ。

例えば

1926年9月のページ
スターリンとレーニンの文字の横に
ジャック・テンプシー(ボクサー)敗れる新チャンピオン誕生

1927年8月9月のページ
中国共産党の武装蜂起と
アメリカで自由活動家の死刑判決
ベーブ・ルースが60本達成

1932年9月のページ
アメリカ国務長官「満州侵略は認めない」の横に
花王シャンプーのポスター

学校の教科書だと
戦争直前って、全員が戦争する雰囲気だったり、暗い話題しかないように感じる。

だって戦争と私は関係ないもん


政治だったり歴史に興味がないのって、そこに生活感が無いからなんだろうなと思う。
歴史マンガなら読めるけど、学校の歴史はすこぶる苦手だった。

政治経済が好きだったのは、実家の経営を通して、そこに自分と密接に関わっていると感じたから。

これからの世界を考えるときにも役に立つ

今の世界の変化の仕方と昔の世界の変化の仕方は変わらない。

安倍総理の検事長問題
日韓問題
イギリスのEU離脱
コロナを巻き込む米中の摩擦
インドとパキスタンの紛争
シリア難民

そんな中でも私たちは、
どうぶつの森が流行ったり
新しいiPadが出たと騒いでみたり
Tick Tokが出たり

よく考えれば、戦争に入る直前までは戦争以外の事も起きていたし、そこまでの流れには小さな反対運動もあったはずだし、娯楽や映画もあった。

女性差別が少しずつ見直されたり、人々の活動があったりする。

国家のトップだけが国を動かしたのではなく、そこには紛れもなく人が生活していた。

日本で歴史好きの人たち(戦時中の戦略などが好きな人)が忘れがちな側面でもあるなのかなぁと思う。

大人から子どもまで受験生以外は読んだら面白いのかもと思う。

読ませるというよりは、そっと置いておいて、興味がでたら見てくれる

その子の興味関心を1番大切にするのは前提にしたいです。

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