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球磨川の珪藻(Navicula属 その二)

 九州の清流川辺川,球磨川のNavicula属として、前回はNavicula nipponicaやそれに類似した種類を紹介しました。
 今回は、Navicula viridula(今回は出ませんでした)によく似た種類を紹介します。
 この仲間は、通常の10μmあたりの条線数に加え、殻端の出っ張りが、頭状に突き出るかどうか、中心の空白域の大きさと形状、中心域結節部分の構造、条線の胞紋の大きさや間隔などが見分けるポイントになるかと思います。これらの種類は、日本の他の河川でもみられるようです。

球磨川の珪藻_Navicula属2 蓋殻の殻端が突出し条線は中心付近が放射、殻端は収束する種類

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