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アドバイスのつもりのお節介

お仕事においても普段の生活においてもアドバイスをするつもりがお節介になってしまっていて気をつけなければならないなぁと思う事がある。

その道の先輩というのはとかく自分の経験から相手に自分の価値観を押し付けてしまいがちだ。

僕が嫌だなと思うお節介なお話が子育てについてだ。


現在子育て中の家庭というのはどんな家庭でもとにかく子供に対して一生懸命だと思う。



うちの子供は現在1歳10ヶ月となった。

先日奥さんと話していたのが生まれたばかりの時は2時間おきに起きて面倒を見なければならなかったし、言葉も通じなかったから大変だったという事だ。


今は言葉も理解してくれているし、夜もぐっすり寝てくれる。(朝は6時には起こされるが、、、)


その面ではラクになったよね、と話していたが同時に走り回るし気に入らない事があると道端で座り込み泣き喚くし、熱や風邪もひくようになった。


その歳にはその歳の大変な事というのはあるものだと思う。


僕が言われてお節介だなと思う話しが、


・今後もっと大変だから。


という話だ。


「今後もっと大変だから」


はっきり言って、そんな事言われなくても分かっている。

自分の半生を振り返れば、お金も相当かかっているし、反抗期や友達、先輩、先生との人間関係も複雑になっていく。


親と本気でケンカもしたし、先生に反抗的な態度を取った事もあるし、部活で先輩ともめて辞めたりもした。


それが今度はお金を払う方になるし、ケンカされる方になるし、外での人間関係に家で当たり散らす事は目に見えて分かっている。



果たしてアドバイスをしてくる方たちの子供は本当にパーフェクトに育っているのでしょうか?


一流の大学を出ることが正解でしょうか?

大企業に就職する事が正解でしょうか?

結婚して家庭を持つ事が正解でしょうか?


どれが正解なんて当の子供にしか分からないはずです。
性格だって、欲しいものだって、なりたい職業だってみんな違うのです。


でも人それぞれ1番大変だった時期というのは違うはずだ。


子育てをする中で「1番大変だった時期」が分かるのは子育てを終えてからしか分からないはずなのだ。


僕ら親ができるのはその大変な一瞬一瞬を一生懸命、ドタバタしながらなんとかやり過ごしていくしかできないと思う。


「今後大変だから」と言われた側はどうしたらいいのでしょうか??

それに対して身構えたところで何か変わるでしょうか?

こんなことは考えても仕方なくて、とにかく今を一生懸命やるしかないはずなのだ。



自分が受けて嫌だなと思うアドバイスのつもりのお節介を書き出してみて普段の生活でもアドバイスをしているようで、お節介になってしまっている事は自分にもあるはずなので気をつけなければいけないなと。

色々知っているからこそ話を聞いてあげる側に立っていたいなと思う。


#エッセイ #子育て #ビジネス

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