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自作ギターの製作話4 〜ネックとボディの結合〜

先にネックとボディとピックガードが見つかったので先に木工作業を始めてしまおうというのが前回の話でした。

もう一度おさらいしておくと、

1000円のネックと


2000円のボディに


500円のピックガード


この時点で合計3500円です。


さてまず第1関門ですがボディにネックが入るかどうか?

です。


「え?」と思う方もいると思うので説明しておくとメーカーによってネックの幅だったり、ネジ穴の位置が違ったりするのでぴったり合うなんて事は奇跡だったりします。


そして恐る恐るボディにネックを差し込んでみると、、、


うぬぬぬぬぬ、、、、!!


ネックの方が大きすぎてボディの差し込み口に入らない!


という事でネックの差し込み口部分を削ってボディに入るようにしなければなりません。

当然差し込んだ後に止めるネジの位置も合っていません。


しかしここは想定内。むしろネックの方が小さかったらボディとの結合部分がブカブカになってしまって困るので良かった方です。

しかもそんなに削らなくても良いぐらいの幅の差だったのでかなりラッキーだと思いました。


家にギターを作る為の工具なんて無いので、原始的にボディの結合する側の型を紙で取ります。

それをネックの結合部分に張りはみ出た部分を彫刻刀で削っていきます。


↓これがその時の型紙です

完全に図画工作の時間です(笑)

削っていたら指板にカツカツ彫刻刀が当たってしまっていたので急いでマスキングしました。

そして慎重に削っていくと、、、


上手くはまりました!!

逆サイドも、

こんな感じでスッポリはまってくれました!

この瞬間気持ちよかったです(笑)


マニアックな方でお気づきの方がいるかもしれませんがこのネック「ツバ出しネック」でして、ボディに重なるように指板がはみ出しています。

理想を言えばツバ出しネックがほしかったので本当に運が良かったなぁと思っていました。


無事にネックがはまったところで次はネジ穴位置を合わせなければなりません。

という訳でまずは元々の穴を埋めます。

こんな感じでホームセンターで購入した木の棒で穴埋めをして乾いた時に切ります。


これもなんとか1発で成功しました。

子供の時ってかなり不器用な部類の人間だったのですが大人になるってこういうことかとよく分からない自信がつきました(笑)


ネジ穴が決まったところで次はネックのロゴ消しです。
サンドペーパーで削っていきます。

ロゴを消す=クリア塗装を削る事になってヘッドはクリアが無いのにネックはクリアがあるというアベコベが起きてしまうのでネック裏のクリアも削り取ります。

そして、

Mushroomのロゴが見事に消えました!

ネック裏も削っていきます。

↓これが元の状態

↓削った状態

写真だとわかりづらいのですが白っぽくなりました。


本当は完全にクリアを削った方が良いみたいなのですが(ネット調べ)、途中経過の触った感じがとても良い感じだったのでこのままこれでいく事にしました。

もしかしたら塗装の耐久性的には良く無いかもしれませんがどうせ安く自分の好きなように作るのだから良いと思えるものを試してみました。


ヘッドは完全に削ったので保護の為にこれを塗りました。

Xoticの塗るだけでオイルフィニッシュができるという優れものです。


そんなこんな細かい作業はまだまだあるもののでネックとボディは完成です。


ここまではかなり順調に感じていましたがこの後、色々な問題にぶつかる事になります。


パーツ代:
ネック 1000円
ボディ 2000円
ピックガード 500円

雑費:
xotic oil gel 1000円
穴埋め木の棒 300円

合計:4800円


続く

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