カミングアウト

はじめに

先週お休みをいただき、今週は更新していきます∩^ω^∩

福島大学にじいろサークルのtikaです。大学サークルの活動も軌道に乗り、対面もできるようになり、メンバーとの交流も盛んになりました! このまま少しずつ戻っていければいいんですがね……(^^;)

カミングアウト

多様な性について話す際、切っても切れない関係にあるものとして、カミングアウトがあります。カミングアウトは、セクシュアリティに関わらず、様々な場面使われる言葉です。"個人的な情報を開示すること"として、自分の障がいや病気、自分の意見・価値観を伝えるときに使われます。
多様な性の中では、自分のセクシュアリティを他人に明かすときに使われます。

カミングアウトをする/しないということは当事者にとって大きな問題になります。自分のセクシュアリティをオープンにする、一部にカミングアウトする、クローズにして全く明かさない、この選択は個人で行われるため、他人が共用したり、すること(しないこと)が良いと言うことはできません。

メリット・デメリット


オープンにしている方々の多くは"嘘をつきたくないから"や、"プライドだから"などの理由があります。
当事者の中には自分の性的指向や自認を捻じ曲げ、その場凌ぎのために嘘をつく場合があります。一度や二度ならいいのですが、今後会う人"全員"に嘘をつき続けなければならなくなります。会話を注意深く見てみると、恋愛観や、人付き合い、恋人の話題は以外と上がります。本当の事実や価値観を話すことが難しくなることから、事前に相手に自分のセクシュアリティを話しておき、話しやすくするためにカミングアウトすることもあります。 
しかし、カミングアウトすることは、良くも悪くもその人との関係が変化してしまう恐れがあります。新たな自分の側面を見せるということですから、人によっては、社会の偏見や知らないことから否定的に捉えられたり、あるいは社会的な弱者と思い込み、過保護な対応をされたりします。また、特定の人にのみカミングアウトをする場合、アウティングの危険性も高まります。

カミングアウトをする当事者は様々な理由でしていますが、個人的にカミングアウトする理由としては、話し相手が欲しいからすることが多く感じます。なかなか恋バナもできませんので……(・・;)  もちろん、"嘘をつきたくないから"や、"この人とは今後も関わりを持つのであれば伝えておいた方が互いに楽かな?"と思い、することはあります。また、カミングアウトをすることで自分自身に当事者意識を持たせ、色々なことを考えるキッカケを与えるためにもしています。なので、"相手に○○して欲しい!"や、"○○として扱って。"とは思いませんし、普段と変わらずいつも通りを求めています。

カミングアウトを受けた側は、すぐに消化しようとせず、時間をかけてゆっくりと消化してください。当の本人達も相当な時間をかけて受け入れている人が多くいる(自分は20年かかりました……)ので、聴いたその時からは無理があると思います。わからない部分などは細かく聴いてみるといいと思います!カミングアウトされたということは信頼されていることです。アウティングに気をつけつつ、その人のことをどこまで話していいのかしっかりと互いに確認することが大切です。

終わりに  

カミングアウトは当事者にとって大きな影響を及ぼします。する/しないはその人が決めることですし、良し悪しもありません。しかし、なぜするのか/しないのかを考えておくことは重要だと思います。様々な方の話しを聴いて、自分に落とし込むことをじひ自分はよくしています。
カミングアウトされた側は、アウティングに気をつけつつ、相手にわからない部分や知りたい部分を聴くだけでなく、どこまで話していいのか、第三者には何を伝えてはいけないのかを話し合うことが大切です。

『アウティング』や『SOGIハラ』という言葉が使われるようになり、以前よりも増してコミュニケーションをとること自体が難しくなっていると感じます。自分も気をつけなければo(`ω´ )o

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